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テーマ:今日聴いた音楽(75621)
カテゴリ:音楽な話
先日、僕のページによく遊びに来ていただいてる
楽天さんでのお友達のゆっちだもんさんの日記に ネットで見つけた感動話というページの紹介がされていました。 そこで、僕もそのページに行ってみて、いろいろと 感動話・感動フラッシュを見たりしてたのですが、 その中で、これはっ!っていうフラッシュが あったのです。 それがBUMP OF CHICKENの歌である「K」という 歌でした。 僕がBUMP OF CHICKENというグループを知ったのは 確かドラマの主題歌か何かになっていた「天体観測」 というデビュー間もない頃に書かれた歌です。 僕がまだ入社してすぐの頃に流行った歌だったので よくカラオケ屋さんとかに行っては歌ってた記憶が あるのですが、独特な言い回しとストーリー展開の ある歌だなぁ~なんて当時は思ってました。 それ以降はあまり歌番組も見なくなったので、 新しい歌も聞くこともなかったのですが、この 感動フラッシュにはBUMP OF CHICKENの歌が数曲 取り上げられており、どれも魅力的な歌ばっかり でした。 特に感動した「K」という歌は、その姿から 周囲に忌み嫌われた黒猫と若い絵描きの物語を 歌った歌です。石をもて投げつけられていた 黒猫を、同じにおいがすると言ってかまった 若い絵描き、その優しさとぬくもりが信じられず 黒猫は逃げ出すのですが、それでも追いかけてくる 絵描きにとうとう黒猫は観念して一緒に暮らす ようになります。 そして、若い絵描きは黒猫に「ホーリーナイト」 という「黒き幸」という名前で呼びます。 暮らし始めて2度目の冬に若い絵描きは突然 貧しい生活に倒れます。彼のスケッチブックには 「ホーリーナイト」ばっかり描かれており、 そんな不吉な黒猫の絵なんて誰も買わなかったので、 襲い来る貧しさには絵描きは耐えられなかったのです。 息も絶え絶えになりながらも絵描きは最後の力を 振り絞って手紙を書いて「ホーリーナイト」に 託します。 「この手紙を僕の帰りを待つ彼女に届けてくれないか」 冷たくなった彼の手紙を口にくわえて黒猫は走ります。 街に出ると子供たちは黒猫を見ては「悪魔の使者」と 言いながら、石を投げつけます。しかし、今は孤独に 生きていた頃と違い、「聖なる夜」と呼んでくれた 今は亡き親友の言葉があるから、黒猫はどこまでも 負けることなく走り続けます。やさしさもぬくもりも すべて与えてくれた親友のために。もしこの黒猫に 生まれてきた意味があるとするならば、まさしく この手紙を届けるために生まれてきたのだと信じられる くらいに。 そして、黒猫は親友の恋人が住む故郷に到着します。 あと数キロといったところに着き、すでに満身創痍と なりながらも走りつづけます。それでもまだ襲いかかる 罵声と暴力に千切れそうな手足を引きづりながらも 恋人の家に手紙を届けたのでした。 手紙を読んだその恋人は動かなくなった黒猫のために お墓を作ってあげたのでした。 「Holy Night」と呼ばれた黒猫のお墓にアルファベット 一文字加えて、「Holy Knight」である聖なる騎士を 庭に埋めたのでした。 この「K」という歌を聞いたとき、思わず心が温かく なるような気持ちになりました。孤独の中をお互い 支えあった絵描きと黒猫を描いた物語は、この上ない 素晴らしい物語であったと思います。 THE LIVING DEAD / BUMP OF CHICKEN バンプ・オブ・チキン/ダイヤモンド 噂の名曲「ラフメイカー」が収録されてるマキシシングルです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.31 19:53:11
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