灰色の空のむこうには…

国家権力による極悪な決まりが新たに出来ました。
たばこ税や酒税を上げただけでは飽き足らず、
さらなる国民を支配すべく布石が打たれた極悪な
決まりとは、２００８年から４０歳以上の人が
受ける検査項目と判断基準が出来たのです。
って、極悪と思うは僕だけなのかもしれませんが。
昨今話題の「メタボリック・シンドローム」に
対する考え方を導入したもので、なんでも今まで
検査にはなかった「腹囲（へそ回り）」を測定
することを義務付けるとか。危険度に応じて
３つのレベルに合わせて改善していくとかいう
のを厚生労働省が決めたそうです。

この「メタボリック・シンドローム」、名前は
よく聞きますけど実際には何のことかとても
わかりづらかったりします。代謝症候群や死の
死の四重奏、インスリン抵抗性症候群、内臓脂肪
症候群と呼ばれる複合生活習慣病のことで、血糖値
や血圧がやや高く、お腹が出てきた人のことを
いうそうです。よく判断基準の中に、おなかまわり
が８５センチ以上の人はアウト！とかいうあれです。
字面からもわかりますように、ばりばり生活習慣病
予備軍の人を指すもので、まだ生活習慣病にかかって
なくてもなる可能性の高い人は、その判断基準に
この「メタボリック・シンドローム」と診断されて
しまうわけです。

この新たな「腹囲」の測定は４０歳以上の人から
らしいので、まだ２０代の僕としてはひとまず安心
なのですが、これが全年齢対象と義務化されれば
ただでさえ健康診断にひかかっているというのに
また新たなひっかかる項目が増えると思うと恐ろし
くてならないです。健康診断が終わった後、お医者
さんに呼び出されることほど空しいものはないです
からね。すでに「腹囲」に関していえば、この
「メタボリック・シンドローム」にばりばりひっか
かっているどころか、すでにレッドゾーンのオーバー
ヒートまで行っちゃってるんで、かなり危険だったり
します。ただでさえ健康診断を行った後は、大抵
お医者さんから呼び出しされるのにこれ以上呼び
出されるネタが増えるのは勘弁してもらいたいです。
って、ぼやく前に食生活を改善しようよ…。