灰色の空のむこうには…

2007/10/28(日)18:32

「ジャンヌ・ダルク」…

映画な話(668)

ジャンヌ・ダルク 私は信じていました 人が戦う時は すべてを捨てて戦うことが 許されるのだと 大義のために 百年戦争下のフランス。英国軍に両親を殺され、 親戚のもとに引き取られたジャンヌ。ある日教会 で神の声を聞いた彼女は、自分が神の使者である と確信する。やがて成長した彼女は、王太子に 認められフランス軍を指揮。彼女の存在で軍は 息を吹き返し、闘いは奇跡的な勝利を収める…。 僕の中の知識ではジャンヌ・ダルクはオルレアン の乙女としてフランスを解放し、散々利用された あげくに火あぶりにされたというイメージしか なかったので、たまたまレンタル屋さんでDVD を見つけたのでその真実を知りたいと思い、見る ことにしました。さすが監督がリュック・ベッソン だけあって、とてもスピード感のある物語だった のは見ていて爽快ながらも、肝心の物語としては よく理解できなかったです。いや、ストーリーと してはわかるのですが、ジャンヌの考えという のが聖女としてのイメージではなく、独善的な 妄執に捕らわれた女性というイメージがしたのが ちょっと残念だったりしました。しかし、現実の 像としてはそこにリアルなものを感じましたが、 最後の宗教裁判の過程はなかなか見所があって 面白かったと思います。宗教的配慮と政治的利用 価値の対比がなかなか秀逸だったのではないかと。 もう少し、ジャンヌと一緒に戦った人物たちも 掘り下げてほしかったところです。

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