灰色の空のむこうには…

2008/02/11(月)15:02

「スモーキン・エース」…

映画な話(668)

スモーキン・エース 人生ひでえもんだ 突然ワケもなく 悲劇が起こる だろ? それが世の中だ マフィアのボス、スパラッザの邸宅に張り込んで いたFBI捜査官のメスナーとカラザーズは、 スパラッザがイズラエルという男を殺すために スウェーデンから暗殺者を雇い、イズラエルの心臓 に100万ドルの賞金をかけた、という内容の電話 盗聴に成功する。一方、標的となってしまった ラスベガスの人気マジシャン、バディ・イズラエル、 通称“エース”。彼はスパラッザらギャングたちに 気に入られて以来、裏社会に足を踏み入れるも強引 な振る舞いで裏社会全体に混乱をもたらし、FBI に目を付けられるハメに。さらにはスパラッザの 容疑の証言を得るために司法取引を持ち掛けられ、 その決断を迫られていた。そんな中、エースの心臓 に100万ドルの賞金がかけられた噂はたちまち 広がり、世界中の暗殺者たちが続々エースの籠もる タホ湖のホテルに集まってくる。また、エースの 弁護士から依頼を受けた保釈保証人デュプリーらが エースを連れ戻しに、そしてメスナーとカラザーズ はエースを保護するため、現場へ急行する…。 荒唐無稽な暗殺者たちが賞金を目指して“エース” の心臓を狙うバイオレンスアクション映画。どの 暗殺者たちにもこれでもかというくらいの個性が ありすぎてインパクト強すぎでしたが、ドンパチが 終わった後でも最後の最後までのしぶとさがいい 味を出していたと思います。ただ、物語としては FBIの司法取引が絡んでいまして複雑さを増す 一方の展開はちょっと馴染めなかったです。どうせ ならシンプルにしてくれたらよかったのに。ラスト のどんでん返しは中盤くらいからうすうす気付いた のですが、あのエピローグはちょっと残念だった 気がします。もう少し暗殺者たちに華を持たせる ようなあっと驚く展開がいいかなと。終盤の終盤 で手堅く収まったのがそれまでのいいテンポを 微妙な後味にしてしまったような気がします。

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