|
カテゴリ:本の話題
前回に宣言したとおり、確実に感想が隔週更新
になりつつある「歴史のミステリー」。僕の 中では毎日読んでいるつもりなのですが、帰り の電車の中でだけだったらそりゃなかなか読み 進まないわけだわさと思いながら、すでに最新 号とは4号ほど離されていることに焦りつつ、 今号のトピックスです。 ○邪馬台国はどこに存在したのか? ○古代に栄えた文明は「四大文明」だけ だったのか? ○ポンペイ(イタリア) ○俳聖・松尾芭蕉は忍者だった!? ○『三人のタヒチ人』ポール・ゴーギャン ○バミューダ・トライアングル ○紀元301~350年 ○山本長五郎 いつも思うことなのですが、このミステリーの 特徴としてオチがないというのが、ちょっと 物足りなく思ってしまいます。まぁ、歴史の謎 を問題提起してそれについて考察しようという 試みの本だから、その構成も仕方ないことなの かもしれませんが。そんな本ですから、その 考察について面白いと思うか、そうでないかと いうのは多分に主観が入ってしまうものになる のですが、今号はかなり面白かったと思います。 その中で僕が一番興味を惹かれたのが、珍しい ことに「遺跡に眠る謎」として取上げられた 一夜にして消滅した古代ローマ都市ポンペイ。 西暦79年8月24日午後1時頃にベスビオ 火山が大噴火したことで火山礫や灰が街に降り 注ぎ、翌25日には噴火は沈静化したのですが、 街は灰の下に完全に埋没したのだそうです。 で、この街の発掘調査が1765年から行わ れたのですが、灰の下に眠っていた街だけに 当時の様相を損なわないままに発掘されている ものから判断すると、とても都市整備のされた すぐれた街だということが明らかになったそう です。その街からは現代にも共通する食文化や 娯楽産業の発達した日々の営みが発見され、 その遺物を見る限り昔であろうが今であろうが、 人の求めることは同じだなぁという感慨を受け ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.25 15:57:07
コメント(0) | コメントを書く
[本の話題] カテゴリの最新記事
|