「必殺仕事人２００９」第十六話…

え～、今回のゲスト出演者を見て「ちりとてちん」？ と思ったのは僕だけではないはずです。 そりゃ、小石川の養生所で仕事の臭いがしてきたとき に、いつも以上に志乃にのめり込んでいるお菊を見る と心中穏やかではないなぁと違う意味で納得してしまい ました。 それにしても今回の話はよく練り上げられていて、志乃 が依頼するまでは死亡フラグがびんびんと立っていた 池辺四郎はともかくとして、志乃の幼馴染である佐吉が どういう行動をするのか全く読めませんでした。 物語途中まで池辺四郎と佐吉は志乃についてお互い譲り 合ったりしていたにも関わらず、四郎が殺されてからは 暴走と迷走を繰り返す姿はよく出来ていたかなと。 目の前で人が殺されて、志乃を始末しないとお前も同じ 目に合うぞと脅さてしまうと、正気を失って自分でも 思いもかけない行動を取ってしまうというのもわからない でもないのですが、物語としては志乃が佐吉に刺される よりも志乃を庇って刺された佐吉が仕事を依頼するという ほうが面白かったような。 まぁ、そうなると仕事の的の人数が合わなくなってしまう という大人の事情で、佐吉はやられ役になったのだろう と思うのですが、それなら中盤までの四郎と佐吉の青春 を思い出させるような爽やかなやり取りってなかったほう がもっと単純にドラマとして見れたと思います。