灰色の空のむこうには…

一昨日ぐらいに歌番組で再結成したアリスが出演している
のを見まして、途中からしか見てないためにその詳細は
よくわからないのですが、スペシャルメドレーのラストに
この「遠くで汽笛を聞きながら」を歌っていました。


子供の頃は、当時流行っていた歌も好きだったのですが、
よく両親の買い物に一緒に着いて行くと親の趣味で車の
中でフォークソングがかかっていまして、そればっかり
を延々と聞かされていましたからフォークソング好きに
なり、中でもアリスはそのテープに入っていた曲は歌詞
を覚えるくらいまで聞いていました。

アリスといえば名曲がいろいろありますが、その中でも
僕が一番好きな曲はやはりこの「遠くで汽笛を聞きながら」
でして、ひさしぶりにそのテレビで現代風にアレンジ
された曲を聞いたためにオリジナルを聞きたくなり、
ネットでチェック。

現代風にアレンジされたのもそれはそれでいいのですが、
やはり子供の頃に聞いたオリジナルのほうが思い入れ
があって、何度聞いてもいい曲だと思います。


子供の頃に聞いたときにはあまり歌詞の意味はわからず、
しみじみとした曲調が良いなぁと思っていたのですが、
今にして聞いてみるとかなり身につまされる思いのする
歌だと思います。

１番、２番、３番と歌を重ねるごとに次第に立ち上がろう
とする様子が切々と歌われていて、しかも「何もいいこと
がなかったこの街で」という現状は変わらないながらも
もう１度やり直してみようという心境の機微を素晴らしく
表現していて勇気をもらえる歌です。

うちの父親は「秋止符」が１番良い曲だと言っているの
ですが、僕はこの「遠くで汽笛を聞きながら」がアリス
の中では１番好きな曲です。


「遠くで汽笛を聞きながら」