2010/10/14(木)22:08
「機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションI ソレスタルビーイング」…
機動戦士 ガンダム00 スペシャルエディションI ソレスタルビーイング
劇場版の公開に合わせて、機動戦士ガンダム00の総集編
であるスペシャルエディションの第1部を見たのですが、
さすがに全50話あるストーリーの第1期目である25話
を90分ほどに凝縮した内容なだけあって、本編を見て
いればまだストーリーの急展開に付いていけますが、これ
が初見の人にはさっぱり何のこっちゃわからないものだなぁ
と思いました。
というか、この機動戦士ガンダム00はテレビ放送時に恒例
のキャラで突っ込みを入れまくっていましたので、僕の中
では完全燃焼した感があったりしたのですが、改めて総集編
を見直すと、何だかストーリーを詰め込み過ぎているような
気がします。
3つの国家群と4人のマイスターたちの戦いをメインに物語
は展開していたのですが、それぞれが何かしらの関わりと
フラグを持っているという複雑なストーリーの中で、本編中
でも不完全燃焼だったのにこれを決められた尺の中で再現
しようというのは無理がありすぎでした。
キャラ的には僕の好きな自称不死身の男なんて、オープニング
が始まってすぐに代表的なキャラはテロップで名前を紹介され
ていたのですが、あっさりスルーされていましたから。
それに第1期ではとてもわかりにくかった主人公たちが所属
する武装集団ソレスタルビーイングの主張と意義もさっぱり
解決しないままで、総集編だからこそ違った角度からの切り
込みを期待していたのですが、違ったのは本編時にはいきなり
黒幕となってその後に暗躍するキャラが、始めの段階から何か
を画策していると暗示している部分で、後はクライマックス
シーンばかりを編集したものでした。
おかげで各キャラたちの相関関係などもさっぱり理解できない
まま物語は展開していくどころか、逆に各キャラたちにおける
イベントが、良く言えばおいしいところだけ、悪く言えば節操
なく詰め込まれていたために、メインの本編のストーリーすら
どんなのだったか記憶から飛んでしまうようなめまぐるしい
怒涛の急展開だったのは残念だったように思います。
どうせなら、国家群やキャラはいいとしても、その盛り上がり
にかける人数をもう少し減らしてじっくりと描いていたほうが
良かったのではないかなと思います。
ところで、僕はガンダムシリーズではSEEDシリーズが
好きでして、そもそも恒例のキャラはそこから生まれたわけ
で、数年前に完結したあっちのほうも最終回直後から映画化
の話があったような気がするのですがいつになったら公開
どころか新情報が出てくるのでしょうか…。