勝ち組乙女の脳内補完計画第49話「長き旅の終わり」…
最後まで見終えた感想としては、今回のガンダムシリーズってわたし的には残念ながらあっさりとしたうすっぺらい物語だったと思うわ。いや、決してわたしが登場しなかったからとかひがみで言うわけじゃないのよ。わたしだったらこれでもかって主張するような、キャラの個性っていうか感情を、名もないキャラクターに至るまでまったく感じられなかったからじゃないかしら。最後のナレーションでも言ってたけど、天使の落日から100年という長きに渡って命を賭けて戦争しているのに主要キャラたちの信条はともかくとして、それ以外の軍人や志願兵たちは何を拠りどころにして引き金を引いていたのか。わたしの世界ではナチュラルとコーディネーターという、相受け入れられない存在として種族間の抗争として戦いが描かれていたから末端の兵士に至るまで嫌悪というか憎悪は刷り込まれていたけど、火星圏の住人にも連邦軍にもそこまでの深い感情がどうにも見えなかったのよね。そういう意味では、倒すべきラスボスに何の感情もないからっぽなキャラが選ばれたのはある意味では当然で、真の意味でのラストの戦いは半世紀以上も前線で戦い続けたトンガリ頭がヴェイガンや自分への憎悪の感情を克服する物語だったと思うんだけど、それにしてはいまいちお粗末すぎる展開だったわ。わたしの名前はルナマリア・ホーク。わたしとしては、ガンダムシリーズの次回作ではそろそろ華麗なるヒロインとして復帰するスケジュールはいつでも空けてるんだけど、まだオファーがないっていうのは制作サイドは仕事をする気があるのかしら?まぁ、わたしとアスランさまは運命の赤い綱でこれでもかってくらい結ばれているから作品を越えても共演する宿命だけど、どうせならヒロインとしての乙女なわたしを王子様として早く迎えに来てほしいわ。