猫だまし選挙
麦の秋一億束ねどこへ行く 昨今、消費税率の改正について首相は諸々世の中を騒がしている。しかし、この議論は眉唾物だと肝に銘じておこう。つまり、猫だましの技を使っている。昨年来憲法違反をおして国会を強引に通してきた集団的自衛権の問題から、国民の目をそらす為にわざと消費税のテーマに大声を上げて見せているのだ。集団的自衛権の問題が、戦後自民党の一貫した党是であると首相は言い続けてきた。だから首相の脳裏にはこの問題がこびりついているはずだ。なのに、ことさらこの事を忘れたごとく話題から外して国民の目をくらましている。前回の総選挙も消費税議論をテーマにしていた。投票率は戦後最低でも自民党は大勝して現在の国会の議席数になってしまったのだ。だからこそ、国民は何はともあれ選挙に行くことが必要だ。選挙マニュフェストを各党が出すが、あんなものはどうでもいい。かえってごまかされてしまう。毎日のニュースを見ての正直な印象で考えれば、必ずや国民にとって民主主義の実現した良い選挙になると信じる。そして、国民全員で日本国平和憲法を基軸とした立憲主義・民主主義・法治主義の国家の在り方を再構築しよう。