2011/11/22(火)06:42
女満別湿生植物群落講義4
網走湖の女満別湖畔に広がる湿生植物群落を国の天然記念物に指定するために尽力した館脇博士が、何をもって、そのような行動をとったのかについて、冨士田先生は、具体的な資料をもって、聴講者に説明に掛かった。この地域の落葉広葉樹林こそ、北海道の原野に自生する、原生林そのものであり、農業開拓に伴い伐採を繰り返され、消滅せしめられてきた実態の稀な生き残りに他ならないという。何よりも、そのままの姿で、保存せねばならぬし、そのためにも、国の天然記念物に指定しなければならないという。