※「病気」等センシティブな内容を含みます。閲覧にご注意下さい。
「遺伝子検査を受けますか。」
B病院主治医のDr豆boyからそんな話が出たのは、抗がん剤治療が最後を迎えた時の事だった。
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卵巣がん・子宮体がんの診断を受けた時、ショックと同時に
「やっぱり。自分もか。」と思った。
父方・母方の両方にがん罹患者が数名いたからだ。
アンジェリーナ・ジョリーが遺伝性乳がん卵巣がん症候群で予防的手術をしたニュース報道を知った時、「自分も調べたら遺伝子に異常があるかもしれない。」と思った。
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アンジーの報道がされた当時は、遺伝子検査は大変高価で簡単には出来ない時代。
今も高価ではあるが保険適応と聞いて検査を受ける事に決めた。
遺伝カウンセリング外来の診察を受ける。
「手術で取った腫瘍からBRCA2遺伝子が陽性で出ていますが、全身もそうだとは限らないんです。」
遺伝カウンセリングの担当医から丁寧に説明を受けた。
子どもはいないが、自分の遺伝子は両親や兄弟姉妹にも共有される。
自分がまず検査する事で不安を払しょくできないかと思った。
定期検診の採血やCT、超音波検査も同じ月に検査日をまとめて、高額医療費制度を使い実質無料で検査をする事が出来た。
