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2024.10.13
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テーマ:闘病記(1704)

※「病気」等センシティブな内容を含みます。閲覧にご注意下さい。





「診断書をご希望ですか。」

「この病院に継続して通院されますか。」


病院精神科医Drめがねっこが言った。

精神保健福祉士の名札を付けた女性職員に、女性医師が対応いたしますとDrめがねっこの診察室に通された。


丁寧な問診の途中に、ちょいちょい出される問いかけの意図を図りかねていた。

「休職の為の診断書なら、がんの分で提出しているので必要ないです。」

「つい先程、婦人科の医師に精神科受診を勧められて伺ったので継続受診が必要か分からないです。」

一つ一つ確認するような問診が終わる。

「入院しますか。」

Drめがねっこからの予想外の問いかけに、準備もしていないのでと断る。

「帰宅されるのでしたら当院からは薬は出しません。
自分から命を絶たない事、周りの方にも危害を与えない事を約束して頂けますか。」

約束しますと答えながら、気付いた。

Drめがねっこは、私が病気を理由に社会資源を使ってお金を手に入れる為、診断書だけ貰ったら治療を中断すると思っている。

元は正職員で勤務していてパートナーから退職するなと言われている事、むしろ仕事はしたいくらいである事を伝える。

「そうですか。変な質問してすみません。」
Drめがねっこに謝られる。

時計を見ると、診察室に入ってから1時間半も経っていた。









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最終更新日  2024.10.13 12:10:09
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