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2009.05.01
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カテゴリ:なぜなにすっぱん
今回はソクラテスに関する考察。

知らぬ者はいないという程有名な古代ギリシアの哲学者ソクラテス。

今回は一回目という事なので簡単な説明などから入っていきたい。




ソクラテス

古代ギリシア、アテネの哲学者。

デルフォイ(デルポイ)神託を受け、自らの思想に辿り着き、70歳にして自ら刑死した。




<デルフォイ神託>

ソクラテスの思想の始まりとなったこの神託、デルフォイとは古代ギリシアの聖地の名。

そこには予言の神を祀る神殿があり、そこでは巫女から神託を下される場でもあった。

ソクラテスの友人が「ソクラテスに勝る知者はいるか」との問いに対し

「そのようなものはいない」との神託を受け、ソクラテスの自己探求が始まる。



















<無知の知>

そもそも自らを知者だと思っていないソクラテスは自身に勝る知者がいる事を証明するに至る。

方法としては単純で"知者と呼ばれる者達"と問答をする事による証明であった。

ところが結果はソクラテスの方が知者であるというものになった。

それは"知者と呼ばれる者達"が知らないのに知っているように思い込んでいるという事実。

最も大切な人間の生き方については何も知らないでいる事実。

ソクラテスが結果として自身の方が知者であったという結論を出したのは

自らの無知について自覚している自分の方が知恵がある――

わからないでいることを自覚しているという無知の知という点において神託は正しいとした。


















ソクラテスは完全なる知恵は神のみが持ち、人間は常に真の知恵を探求し続ける者とした。

さて、"知者と呼ばれる者達"が真実無知であるという事はそれらに学ぶ市民はどうだろう。

断片的知識により知者と自惚れている者に学ぶ市民は思い込み(ドクサ)に満足し

人間本来の真の知恵を探求する事を忘れてしまう。

故にソクラテスはアテネをのろまの"馬"とし、自身を無知の惰眠から目覚めさせる"虻"とした。

ではソクラテスの言う求むるべき真の知恵とは何なのであろうか?

ソクラテスが追求した知恵は勇気や正義などの徳に関する普遍的な定義であった。















だが、ここで一つソクラテスの無知の知というものに関して疑問が生まれる。

もう一度ソクラテスの至った無知の知とはどういったものだったかを念頭においておく。

"知者と呼ばれる者達"が知らなかった真の知恵、つまり善なる事柄であるが

ソクラテスはそれを自らは知らない、知らない事を自覚しているから彼らより知者と言う。

だが、ソクラテスは不正が悪である事は知っているという。(ソクラテスの弁明参照

これは一体どういう事であろうか?

善悪とは善は悪なしでは存在せず、悪は善なしでは存在しない。

だがこれを片方、とりわけ今回は善は知らないが悪は知っているという事はあるのだろうか?

両者を個々として乖離させ矛盾を回避するとはどうも考えにくい。

だがこれに関して答えはないので代表的解釈を例に挙げ、今回は終わりたい。
















ソクラテスが再三にわたって徳についての知を否認している事から、それを真剣なものとし

その上でソクラテス自身は知識と信念をことさらに区別していないことを認めつつも

その発言からして事実上「厳密な正当化」を要求する知識と

そのような正当化は欠いているものの信ずるに足る「積極的な信念」

もしくは「知識を欠いた正しい信念」とを区別しているものと見て

ソクラテスが前者についてはそれを所有している事を否認しつつも

後者については肯定しているとしている。

――ソクラテスの弁明 プラトン





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Last updated  2009.05.22 18:32:37


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