がんになるまで知らなかったお金のこと。
今日、朝テーブルの上に「健康保険限度額適用認定証」の返却のお願いの紙がおいてありました。今月末で有効期限が切れるので、高額療養費が予想される人はまた申請を出してくださいとのこと。この高額療養費制度、がんになるまでこんな制度があるとは知らなかったです。実は、私のように知らないままで申請を出さずに入院手術でかかった高額の治療費を自己負担されている方が多くいらっしゃるようですので、ざっくりかんたんに説明します患者の負担が一ヶ月で決められた限度額を超えた場合、超えた分を高額療養費として払い戻してくれる制度です。(入院の時に申請書を病院に提出しておけば、窓口で立替払いする必要もなくなり、自己負担限度額を支払えば良いです)自己負担限度額は上位所得者・一般・低所得者の3つに分けられています。私の場合は一般という部類になり、計算式は80,100円+(医療費ー267,000)×1%となります。たとえば入院手術で100万かかった場合、計算すると87,430円が、支払い金額になります。私は手術が決まってすぐ、夫の会社の健康保険組合に連絡をして、高額療養費の申請書を書き、限度額適用認定証なるものを発行しました。なんで知ったかというと、父が大腸がん手術でこの制度を利用したため、母から教えてもらったのです。もし父の件がなかったら、もしかしたら知らないままだったのかな?それとも、病院で親切に教えてくれるのかな??入院時に窓口に出したため、請求額は、14日分で食事や保険外負担を含め93,743円となりました。(単純子宮全摘出術+両卵巣摘出)がん保険は入っていなかったものの、掛け捨ての医療保険などに入っていたため、全額保険でまかなわれ、手術の際の自己負担は0でした。大してプラスにはなりませんでしたが・・それでも助かりました2年前までさかのぼって請求できるはずですので、もしも高額な医療を受けられた方は是非とも申請を出してくださいね。社会保険庁の高額療養費説明のHPリンクです日記更新のおおきな励みになっています