半北京半日本+αの徒然日記

2024/09/09(月)22:06

尺八と八卦掌

趣味能楽尺八(34)

帰国前になると、稽古のことで頭がいっぱいになり、妙にソワソワし始めます。 いつもの如く、居合、尺八、能楽の稽古の予約を最優先。 ここ数日の八卦掌の八の字走圏で、妙に尺八のことが頭に思い浮かぶのです。 これは、きっと通ずるものがあるからに違いない。 現在の八卦掌は、天八卦と地八卦の両方を稽古していますが、どうも天八卦と尺八が繋がる気がいたします。 いつものように、尺八の稽古をしていると、特に古典の場合、息が途中で続かなる瞬間が出てきます。 身体に緊張が出てきたり、指の角度、身体の均衡がくずれると、いとも簡単に音が鳴らなくなるのですから、調子のよい時と悪い時の差がすぐにわかります。 気分転換に、昨年のノートを手に取って、パラパラとめくっていると、何かが降りてきました…。 もう一年も練習している「本調」。 頭の中で、映像が出てきます。 尺八と八卦掌は、確実につながっている。 尺八は、地無管とも言う。  天と地の「天」 節は、三つ。  三才(天、地、人)あり。 長さは一尺八寸。 「八卦」あり。 孔は五つ。  五行(木火土金水)あり。 前四つ、後ろ一つ。  「陰陽」あり。偶数は陰、奇数は陽。 左手は陽、右手は陰。陰は陽を抱く。 これらの陰陽五行八卦の流れが見えてから、もう一度尺八を吹いてみる。 あ~、こんなにもやさしく、やわらかく、力強く吹けるものなんだなあ。 息が心地よく続く…。 そうか、「龍」だ。 またひとつ、龍が増えました。

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