
おネコさま御一行 れんげ荘物語 (ハルキ文庫) [ 群 ようこ ]
ただいま、読了しました。
色々な本と併読しつつ、やはりキョウコさんの暮らしを微笑ましく見守りたくて…シリーズも6巻まで読み進み、今手元に7巻「今日もいい天気ですね。」があります。これはもう、これから読んじゃうしかないです!フフ…
“歩きながらビスケットの歌を思い出した。ポケットを叩くとビスケットが増えるという童謡で、最初はそんなふうにビスケットが増えるポケットがあるといいなあと思っていたのだが、数が増えるのは、叩いたせいでポケットの中でビスケットが次々に割れているだけなのではと思うようになった。”
…小さなシナモちゅんはそんなふうに考えたことすらなかった…。斬新です、キョウコさん😆
“自分のいやな気持ちをどこかに飛ばしてくれるのは、動物、植物なのだなあと、キョウコはあらためて確認した。”
“梅の花とイヌたちに気持ちを和らげてもらい、上機嫌でキョウコは部屋に戻った。”
このマインド。共感しかないです。世界にはたくさんのかわいいが溢れていることに気付き感謝することの尊さよ!
物語の中では、キョウコさんをはじめとするイヌやネコにヤラれた人たちが彼らに翻弄されながらも幸せな暮らしが溢れていて…なんとも微笑ましく物語は進んでいきます。
自分の足で歩いて行ける距離で、自分のお気に入りの植物が最もも美しい姿を見せてくれる場所や季節、そしてかわいい動物がいそうな場所や時間を把握しておくと…人生はずっとずっと豊かになる…。
シナモちゅんは、雀ちゅんたちの大群が集う場所と時間が分かっているので、かわいい鳴き声に包まれながらニヤついて側をお散歩しパワーチャージしています。また、スーパーまでのお散歩で何軒かのお家の庭を素敵に感じており、どんな植物が素敵に見えるのかとか、お手入れされていて植物が嬉しがってるなとか、側を歩いて参考にさせていただいています。そういう場所が少しでも増えますように、と願いつつ7巻へと手を伸ばすのであります…。