2010/06/09(水)21:36
旗艦銘柄の損切り
ここしばらくの上昇の間に旗艦銘柄を処分しました。
実に全資産のほとんどをその銘柄に突っ込んでいたのです。
それぐらい自信があったんですねえ~。
その銘柄とは
SBIベリトランス!!
自信があった理由として
1.毎年増収増益(もちろんリーマンショックのときもそうでした)
2.無借金
3.未来が明るいと思われる。
4.各種指標が抜群!!
5.同業他社より進んでいるシステム
6.SBIの冠(私の場合どこかの優良子会社というのがすきです)
7.中国への進出
8.増益による毎年増配
9.自社株買いをしている
10.社長の誠実性
と自分の中ではほぼ完璧に株価上昇の自信がありました。
しかしながら、現実は損切り;;
自分でもびっくりする結末でした。
将来、このパターンの間違いを二度としないように失敗した理由を書いておきましょう。
1.新興市場場合、ファンダメンタルズよりも相場需給にかなりの(それも相当の)影響を受ける。
2.さらに信用売りができないので、より大きなブレが生じる。
3.自社株買いにあわせ、親が売ってきた…(北尾銘柄ならでは;;)。
4.予測どおりの成長となったが、株価の需給かつEPSが織り込まれていた可能性が強い。
5.予測どおりの成長が続き、会社が大きくなりEPSの伸びが減少し成長性が鈍化した。
6.やはり新規事業の黒字化は時間がかかり、新規事業IRが出て噴いたら売りである。
7.会社の成長は続くと思われるが、肝心の日本経済の展望が開けない。
以上の理由がぱっと思いつくところ。。。
この銘柄は、そうライブドアショックのあとに発見して、惚れ込みずっと所有した。
保有・買い増し・難平・売却後買戻し等あらゆることをやってきた。
もちろん銘柄分析も同業他社を含めてやってきた・・・。
惚れたがゆえにパートフォリオを見直し、選択と集中、旗艦銘柄となり、大きな夢を見た。
しかし、待っていたのは、ライブドアショックにサブプライム・・・。
なんのことはない祭りのあとだったという現実。
どなたかが言っておられたが、ボールを投げるとだんだんバウンドが小さくなり地面を転がる。正にそんな展開。。。
もちろんその間に社長はがんばってくれました。環境が良かっただけかもしれません。
EPSは3倍になり、配当開始し、連続増配に自社株買い・・・。
まさに完璧な成長でしたが、残念ながら株価は上昇しなかった。
一時期、700万の含み損、ほぼ一点集中のため下落してもみてるだけ・・・。
あのときは精神力・忍耐も限界で自分の分析の甘さと自分の器の限界を感じたね・・・。
ですが、結果少ない損失で終えることができたのは、増収増益といったところか。
結果論だけど、2つのとんでもないショックを切り抜けられたのはありがたく、
その点においては沖田社長に感謝せねばなるまい。
その後、株式投資の戦略変更に至ることなるのです。
この半年で所有銘柄をがらりと変えました。
この変更で優待銘柄とギャンブル銘柄を除いて日本株からの撤退となり、
安心できるBUY&HOLD戦略になったわけです。
この2つのショックで学んだことは、株式投資とは配当を得るためのに始まったものであり、配当だけはゼロサムの外にあるということです。BPS1倍割れもありますし、それにバフェットも竹田和平も配当にのある株に投資してるのがなんとなく理解できるのです。
ここでまたひとつ新しい戦略に名前をつけましょう。
桃鉄収益力戦略!!
みなさんもやったことがあるでしょう。桃太郎電鉄です。
安い店ほど収益力が大きく、高い店ほど収益力が安いのです。
そしてキングボンビーにやられ、高い店を残そうと努力しますが、下位のプレイヤーに決算で収益力の差に驚くほど捲くられている現実に気づくのです。
そして何年後かに下位のプレイヤーに捲くられてしまいます。
つまり配当による再投資による複利こそがすごい力となることをあのゲームは表しているのです。
だからこそ、バフェットの本は「スノーボール」という題名なんだと。
まだ読んでいませんが、あの題名はバフェットの真髄を表している気がする。
桃鉄は身近かなゲームだったけど、実は将来を教えてくれるそんなゲームだったような気がするのです。
桃鉄収益力戦略が実を結ぶことを信じてこれからも相場に向き合って行こうとおもう。