1ドル80円説について
28日日経平均株価終値は1万2820円47銭、1ドル99.19円と大きな動きはないようですが、一部報道では1ドル80円台もありうるという話もききます。 その理由はというと、ビッグマック指数というものがあるらしいです。 ビックマック指数とは、世界中でマニュアル通りに共通に製造販売されているマクドナルド・ハンバーガーという「グローバルでローカルなフラット化した世界商品」に目を付け、購買力平価の指標として為替レートの割高割安をはじき出そうというもので、 財やサービスの取引が自由に行える市場では、同じ商品の価格は1つに決まるという一物一価の法則のもとで、それぞれの通貨の購買力商品を購入する力)が等しくなるように計算した各国通貨の交換比率が購買力平価から適正為替を試算するというものらしいです。 この指数によると、1中国2マレーシア3タイ4インドネシア5フィリピンの順で割安という形になり、東アジアに集中しています。 割高はというと1ノルウェー2アイスランド3スイス4デンマーク5スウェーデンと、北欧諸国に集中しています。 日本はというと▼28%で割安国になり、 計算をしてみると、東京都内で販売されているBigMacの価格は現在一律290円(税込価格、税引き前は276円)。2008年1月現在、ニューヨークのマンハッタンでは同3.49ドル(税引き前)で販売されているので、購買力平価は276を3.49で除した79.14円となるという計算になります。 他にも、米有力シンクタンクのピーターソン国際経済研究所(バーグステン所長)の言うような、1ドル80円台が適切という話もありますが・・ まあ・・そこまでいくとアメリカ経済にも影響はでてくるとは思いますので、そこまではいかないとは思いますけどね・・。