原油高の影響について
21日のニューヨーク原油先物相場は1バレル130ドル台を突破、一時132ドル台に上昇し、連日で最高値を更新したとのことです。 原因としては、同日発表の米原油、ガソリン在庫が減少。 中国の四川大地震で水力発電所が停止し、火力発電用燃料の消費が増えるとの見方も強まり、ファンドなどが買い注文を増やしているとのことです・・。 史上最高値を更新し続ける原油価格の騰勢を受け、新日本石油など石油元売り各社が、6月1日からガソリン卸値を1リットル当たり10円以上(1カ月間の卸値としては過去最大規模)の値上げを行い、全国平均のガソリン店頭価格は、1987年の統計開始以来初の「170円超え」が視野に入ってきたとのこと・・。 同時に、日本経済新聞社がまとめた2008年度の設備投資動向調査で、全産業の当初計画は07年度実績比で3.7%増となり、(製造業が6.4%増と堅調を維持するものの、不動産の大幅減などで非製造業が0.4%減と5年ぶりのマイナス)円高や資源高、米景気変調などで企業業績の悪化のため、6年連続での増加となるものの伸び率は5年ぶりの低水準にとどまるという数字がだされました。 ただ、先物分散投資ファンドについては運用残高は急拡大しており、3月末時点の世界の運用残高は約2100億ドル(21兆8000億円)と、最近5年間で4倍に膨らんだとのことで、今年も高い伸びが見込まれているとのことです・・。 まあ・・、この資金が一段の商品相場(特に原油)の高騰を呼ぶ要因のひとつつになっているのは間違いないんですけどね・・。