ついてる
今年はついてる。尊敬する友人M嬢からの年賀メイル。三越本店でやっている田渕俊夫展、絶対観てね、と。彼女が言うからには、何かあると。暇な土曜日、夕方から出かけました。重たい身体に鞭打って、歩いてね。途中、秋葉原の裏道で人だかりが。女の子がライブをやっていて、男達が踊り狂って居る。凄いパワーだ。そう言えば、機中で隣になった子も踊っているんだ。ある意味、ステージ上の女の子より踊ってる観客の方が見応えあり。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・てくてく、てくてく。神田を超えてそのまま日本橋へ。入場券を買って中へ。三越カードがあれば無料だという。付き合いで入ったカード、持って来ればよかった・・・。そう思ったが、直ぐに後悔の思いは消え去った。田渕俊夫画伯の退任記念。永平寺や鶴岡八幡宮の襖絵を描いた方。その襖絵を初めとして、代表作が沢山。観進むうちに、M嬢が言った‘絶対に観てね’の意味が分かった。構図の切り取り方が、色の乗せ方が、その集中の仕方が。どれもがとても新鮮で斬新。今まで観た事の無い画風。でもとっても引き込まれる。土曜の夜に行ったのが良かった。殆ど人がいなく、何度でも好きな絵を観る事ができる。出会えたのは幸せだ。日本でもお気に入りの1人になりそうだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先週行った上海博物館。ここも凄かった。海外でも様々な博物館に行ったけど、ここは凄い。紀元前15世紀の青銅の器。とてつもない細工が施されている。有り得ない。例えば今自分が東急ハンズで道具を揃えたとしても僕には到底出来ないような質でありデザイン。中国恐るべし。4階から1階まで3時間近く飽きることなく観続ける。すごいすごい。上海行ったら是非博物館へ!大英博物館やカイロの国立博物館などなどと全く遜色ない。こんな凄い物を1週間のうちに2箇所も観られるんだから今年はついている。もっともっと感性を磨こう。もっともっと。