空港開港遅延の責任
静岡県知事が辞任することになった。理由は、空港開港の遅れだという。富士山静岡空港は今年の3月に開港の予定だった。ところが滑走路の先に立木があり、これを切らないと運行できないことが分かった。(実際はもっと前から分かっていたらしいが)解決策を間違えて開港できなくなった。『立木を切らないと3月に開港できない』と公表したことだ。これで『立木切るべし』の世論が起こり、味方が増えるはずだった。ところが『そりゃ県が悪い』の声しか起こらなかった。で仕方なく滑走路を2200mに短縮して、6月開港の運びとなった。その間、立木の持ち主に切ることを要請したが、持ち主は;『あんたが知事を辞めれば切ってもいい』と条件を出した。それに開港の遅れで、億単位の損失を生じ、しかも大型機が着陸できないことになった。この不手際の責任を取る感じで、辞任することになった。Yahooニュースでは;>同空港の滑走路は本来2500メートルだが、県の土地収用作業のミスにより西側私有地に残された航空法の制限を超える高さの立ち木や土地が障害となり、暫定的に2200メートルに短縮して運用することを余儀なくされた。短縮工事のため、当初3月を予定していた開港は6月に延期となった。2500メートル滑走路での完全運用のためには、地権者から除去の同意を得る必要があったが、交渉は難航。地権者は、除去の条件として、知事の辞職を求めており、要求に応じた形だ。と報じている。今までは、道路の建設などでも、反対者の土地を飛ばして建設し:『この道路が開通できないのは反対者のせいだ』などと言って、世論を味方にする、ずる賢い手法が通用しなかったということでは?世の中なめちゃいけないよ、清々したね!