|
カテゴリ:やぶにらみ
加賀千代女さんが 『 起きて見つ 寝て見つ カヤの広さかな 』 と俳句を。
と、「お千代さんはゴケさんだ、一人寝の寂しさを俳句に託したもの」との解釈が出てくる。 そりゃそうかも知れないし、単に1人で寝た時のカヤの広さを詠じたのかもしれない。 「 この夏のクソ暑いのに、しつこいダンナがいなくてセイセイしている。カヤの中だって広々と感じる 」と言いたいのかもしれない。 スケベ川柳オヤジが 『 お千代さん カヤが広けりゃ 入ろうか 』 なんてヤユしている。 短い言葉の中味をいろいろ詮索して、文芸的に楽しむのはよい。日本の優れた文化かもしれない。 しか~し、法律文とか、規格の要求事項なんかで、拡大解釈されるとタイヘン困ることがある。 「あえて反対はしない」というと、『心情的には賛成で、むしろ協力的でさえある』だなんて。「反対はしない」といっているだけなのに。 規格に「○○の手順をつくること」と書いてあると、純日本人の審査員は; 『手順をつくれということは、具体的には「手順書」をつくること。手順書では「5W1H」(誰か、何時、どこで、なにを、何のために、どのように)が抜けていてはならない。 『誰がするのか書いてないので、手順ができているとは言いがたい、Xです』と言い放つ。 で、ISO規格なんて「すご~く難しい」ということになっている。 「いや、規格に書いてある通りにすればイイですよ」というと、異端児呼ばりされてしまう。 でも、これは国際規格ですから、日本以外では、みんなそうです」というと。 「エッほんとうですか?」と驚かれてしまう。 いやはや。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[やぶにらみ] カテゴリの最新記事
|
|