|
カテゴリ:ぶつぶつ
英語と日本語の間の変換って難しい。英文和訳や和文英訳など、相互にピッタリの訳語はないものだ。
例えば「うどん」を英訳すると「ヌードル」(noodle)、ヌードルを和訳すると「そば」に変わったりする。 ほんとうのヌードルは別で、「小麦粉と卵で作った麺」だとか。 だから、英米人が「ヌードル食べたい」といったら大変だ。 「うどん」か「そば」か「ラーメン」か、「ほんとうのヌードル」か分からない。 実は「カップヌードル」だったりして。 状況の判断というか、場所とか好みとか生活習慣とかを考慮しないと分からない。 『けっこうです』など、(日本語でも分からないが)OK?なのかノーサンキューなのか、訳せない。 いろいろな翻訳ソフトがあるが、なかなか完璧なものはないでしょうね。 その優劣など評価できないが、和文英訳では、一つだけやり方がある。 まず、日本語を「英訳」させて、できた英文を「和訳」させて、元の日本語と対比させてみる。 と、「うどん」が「ソバ」に変わったりする。 『古池や 蛙 飛び込む 水の音』→「古池と蛙が 水に飛び込む時の音」とかになる。 感嘆の「や」なのか並列の「や」なのか分からない。 まだ文学はいい。文化の違いで済ませばいいし『超訳』という離れ業もできる。 困るのは「契約書」とか「外交文書」、さらに「規格」。 特に「ISO規格」のような国際規格を、日本語に翻訳すると「とんでもない誤解が生ずる」ことに。 英米の審査員が、日本の審査に加わり「これ、ほんとにISOなんですか?」と驚いていた。 ↑この話は、長~くなるので、何れまた。 その昔、日本の某首相がアメリカの大統領に合った時、 マジで『日本は米の国、アメリカは米国だから、もともと縁が深い』といったとか。 通訳は困ってしまったが、単に『日本とアメリカは、以前から関係が深い』と。 両国のトップだから「省略、意訳は許されない」と悩んだそうだ。 完璧な翻訳ソフトは不可能かな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ぶつぶつ] カテゴリの最新記事
|
|