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カテゴリ:やぶにらみ
ホメ言葉では「さすがぁ 、並みの人では、とうてい考えられないことだ」。
ケナスひとは「やっぱ、お前、ずいぶん変わっているよね」という。 どちらにしても、「常識」を信じないで、よくよく考えてみると違った見方がでてくる。 例えば、「カラスの羽は黒いと思うが、よく見れば濃い虹色をしている」というと、 『変り者だね』と『さすがぁ、観察力が優れている』と相反する評価となる。 常識を判断基準とする人は「変わったこと言うね」で、もう少し柔軟な考え方をすれば「さすがぁ」となるような。 日本は常識派が多いので、ちょっと常識を覆すような言動をとると「あいつは変り者」になってしまう。 フランス滞在のカールさんの日記に、日本から行った人から『パリには、コンビニがないのはどうしてか?』 と質問されて困ったというのがあった。 あれは確かアメリカが発祥の地で、日本に入って成長した産業である。 当初のパイオニアたちは大変な苦労で開発したが、徐々に流行り始めると猫も杓子もコンビニをめざす。 最近は過当競争で潰れるコンビニも多い。 パリ初のニューモードでも、流行にすぐに飛びつくのは日本人で、本場パリでは流行しないとか。 昔、繊維メーカーの研究室にいた時、『今年は光った繊維が流行するから早急に造ってくれ』 といわれた時には「つや消しタイプ」を研究したりした。 どうせ流行には、間に合わないから、その次の流行を読んで、裏返しのことを研究すると、次の次で流行の最先端に乗ったりした。 そんなことをすれば「変り者」と「さすがぁ」に分かれる。 でも常識には間違いも多いから、鵜呑みにするととんでもないことになることがある。 もう少し、常識にとらわれないで、自由な発想はできないのものだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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