三文小説

どこへ行くにも一緒、ウワキなど絶対ない。こんなご夫婦をたとえて「オシドリ夫婦」だなんていう。
身近なところにも「オシドリ夫婦」がいるが、今日は、本当のオシドリのペアの行動についてである。

オシドリのオスは飾り立て、メスの気を引こうとデモンストレーションに励む。
メスはお高くとまって、自分が気に入った相手でないと、ハナにも引っ掛けない。

気に入った相手には、自ら近づいて、めでたくゴールインする。
この後は「おしどり夫婦」を絵に描いたように、どこへでも一緒、仲むつまじい生活が始まる。

メスがエサを食べる間は、見張り役に徹して、外敵から、自らを犠牲にしてまで守る。
だがこれは、メスが巣作りを始めるまでで、それ以降は、どこかへ去り、新たなメスを探したりする。

その後、メスは一人で卵を産み、温めて雛が誕生するが、父親は近づこうともしない。
まさにシングルママに徹して、エサもひとりで採ってきて与える。

それにしても、カップル誕生から、巣作りを始めるまでは、仲むつましく、オシドリ夫婦の行動を取る。
どこでも、いつでも一緒で、お互いの世話をする。

ところが意外な事実が・・・生まれた子どものＤＮＡを調べると、なんと７０％が違う父親だという。
結婚前に他のオスの子を宿しているらしい。

ＤＮＡ鑑定は、ここまで、進んでいる北朝鮮のウソを見破るくらい朝飯前だ。

さて人間も、子どものＤＮＡ鑑定をしたら、とんだ悲喜劇が生ずるかもしれない。
怪しいと思ったら、ＤＮＡ鑑定を！

↑は事実についてのもので、特定のご夫婦に関係するフィクションではありません。