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昔、「外部不経済」という論点を紹介したことがある。簡単に言えば、他人の犠牲の上に自分が利益を得ることや、自分が垂れ流している不利益を自分では被らない現象を指す。前者の例が泥棒、後者の例が公害だろう。要するに、「外部不経済」とは自分の利益のために他人に迷惑を掛ける行為全般だ。当職はしばしば、このブログで「歩きタバコ」や「チラシの投函」、「勧誘電話」などを例に挙げる。最近ではインターネットの隆盛により、「スパムメール」に悩まされることも多い。 当職は職場に時々、不動産投資の勧誘電話が架かってくる。当然、このような行為は業務妨害であり、やりすぎれば不法行為を構成する。だが、残念ながら現在の電話システムでは、非通知設定をした通話の発信源を追いかけることは出来ないらしく、職場の迷惑電話がなくなることはない。「千三つ」という諺があるが、1000回電話を架けたら3件くらいはその手の勧誘に引っかかる人間がいる、ということらしい。従って、電話を架けるほうも、無差別に勧誘攻撃をかけてくる。忙しい時間帯に架かってくる勧誘電話には正直迷惑している。これを経済学的に表現すると、「外部不経済」、つまり勧誘している者からすると、勧誘している先に迷惑を掛けてでも良いから、ランダムで片っ端から電話を架けるという行為に及ぶのだ。 他の例を挙げよう。都心を歩いていると、平日の昼間であっても平気で歩きタバコをしている者がいる。さらに、早朝・深夜の歩きタバコ率は異常に高い。千代田区も新宿区も、歩行喫煙が条例により禁止されているにもかかわらず、である。そして、タバコをふかしている人間には、自分の吐き出している煙が、ひどいときには風下の数十メートル先の他人に危害を加えているという認識が希薄なのだ。一度、皇居外苑でタバコをふかしながら自転車に乗っている輩がいたが、注意しようとしたものの、相手が自転車だったので追いつけなかった。皇宮警察に通報したが、警察官からは「最近の歩きタバコの現行犯は凶悪なので、あまり市民が直接注意しない方が良いです」とアドバイスされた。何でも、「逆切れ」されるらしい。 ただ、この手の「外部不経済行為」については、刑法か軽犯罪法に刑事罰を伴って禁止しても良いのではないかと、最近考えている。タバコが成人男性の嗜みだった時代であれば、公衆の面前での喫煙は何ら咎められるべき行為ではなかったのだろう。また、チラシの投函や勧誘電話といった行為は、本来であれば資本主義社会のもと、商行為の自由として容認されるべき事柄だったのかもしれない。だが、時代が下れば、制度を悪用する輩が出現するのは止むを得ないことだ。 もちろん、タバコが好きな人は他人の歩きタバコを気にしないというケースもあるだろうし、チラシの投函は歓迎、不動産の勧誘電話も好き好んで受けたいという人もいるかもしれない。だが、これらの行為は世の中に危害を加えているという側面の方が多い。当職はこの問題について、当職なりの解決策を幾つか考えているので、それらについて明日以降、紹介していきたい。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ そういえば、時々いろんな人の楽天ブログの各所に次のようなコメントが貼り付けられている。 タイトル:「相互リンク」 書き込み:「くーる31(http://plaza.rakuten.co.jp/_rtette4t/)」 突然のコメント、失礼いたします。 私はこちら⇒ http://blju.net/ で無料オンラインゲームサイトをやっているfarrといいます。 色々なサイトをみて勉強させていただいています。 もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか? 「やってもいいよ」という方はメールを送ってくだされば、 私もリンクさせていただきます。 よろしくお願いします^^ これなどもブログ主やブログ閲覧者を不快にするという意味で、外部不経済の典型といえるだろう。申し訳ないが、「書き込み自由」を標榜する当ブログにも、「禁則ワード」を設定させていただいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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