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2011/11/06(日)08:10

DQNネームはもはや不法行為~日々雑感 2011/11/06(日)号~

明治安田生命保険相互会社が「生まれ年別の名前調査」というものを公表している。これによると、2010年度の名前ランキングは次の通りだったそうだ。   (男の子) 1位        大翔 2位        悠真 3位        翔 4位        颯太 4位        歩夢 (女の子) 1位        さくら 2位        陽菜 2位        結愛 2位        莉子 5位        美桜   当職のブログを訪問していただいている方からすると、当職の唖然とする表情をご想像いただくことが出来るかもしれない。思わず、「何だよこれ…」と天を見上げそうになるが、実は、この手の難読ネーム(というか、DQNネーム)が増えているのだそうだ。 当職からすると、「大翔」は「だいしょう」、「結愛」は「けつあい」としか読めないが、最近、この手のヘンテコネームを集めたサイトを見つけた。 ランダムに表示された名前リストは 大樹(はると)くん 梨恵夢(りえむ)ちゃん 粋姫(まつり)ちゃん 心希(ここ)ちゃん 愛雪(ましろ)ちゃん 眞吏(ちかり)くん 月(むうん)ちゃん 煌心(きらと)くん 光橙(みっと)くん 羽遼(はる)くん …だそうだ。このての珍妙な名前を付けられた子供は、しかし、我が国の戸籍制度上、一生付いて回ることになる。生涯をこの手の名前と付き合う子供たちの悩みを思うと、他人事ながらかわいそうだ。ところで、どうやらこの手のヘンテコネームが増えている理由の一つは、どうやら某育児雑誌にあるらしい。 この手のヘンテコネームをつける人に対して、Wikipediaなどでは吉田兼好の徒然草の一説「人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ」を紹介している。全く同感だ。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ あまりにもDQNネームが増えすぎていることについて、難読・誤読は社会的損失だ。そして、この手のDQNネームを付与したことに対して、親の子に対する人道上の不法行為が成り立つともいえるだろう。本来、名付けは親の権利であり、国が規制すべき事柄ではないのかもしれない。しかし、名付け親が余りにも反社会的な名前を量産している実情を踏まえると、そろそろ規制が必要なのかもしれない。

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