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2013/08/24(土)11:55

ウェブ時代と情報発信~日々雑感 2013/08/24(土)号~

新宿会計士は例によって現在、多忙を極めており、週末も出勤を余儀なくされている。このため、明日も休刊を頂く。▼ウェブ時代に気をつけるべき情報発信▼およそ今日の企業で働いている人々の中で、日常的に電子メールを全く使わないという人は少なくなってきているのではないだろうか?また、ウェブで様々な情報を取得して活用しているという人も多いだろう。そうした中で、現代社会においては、自分自身が情報の受け手ではなく、情報の発信者となる機会も増えてきていることは間違いない。そうした中、メールの送信で失敗したという経験を持つ人も増えていているだろう。そこで本日は、ややブログの趣向を変えて、社会人ブロガーが情報を発信するに際して気をつけるべき点を、自戒も込めつつ、紹介したいと思う。▼一般人が、不法行為も含めて気軽に情報発信できてしまう時代▼今夏、コンビニエンスストアのアルバイト従業員が、店内のアイスクリーム販売用の冷凍ケースに入り込んだ姿を写真撮影し、それをフェイスブックに掲載したことが問題となった。■ローソンと某航空会社に見るリスク管理のあり方―――2013/07/18 02:59:44付 新宿会計士の出張所より新宿会計士はこの事件を、「ローソンの対応は賞賛に値する」と申し上げたが、このアルバイト従業員の行為そのものについては軽蔑に値するものであると考えている。ただ、この手の「事件」は頻発している。ローソンの事件を受けて、他のコンビニエンスストア・チェーンやハンバーガー・チェーンなどでも、客である学生やアルバイト従業員などの若者が、相次いで食品の上に寝転がったり、アイスケースに入り込んだりしているようなのだ。■今度はミニストップでアイスケースに入った高校生がTwitterに写真公開―――2013/07/25付 ネットサイトより■「バーガーキング」店員、ツイッターで”大量のバンズに寝そべる写真”公開―――2013年08月03日付 ネットサイトより(なお、いずれの事件も、既に当該企業が社会に対して謝罪声明等を公表しているので申し添えておきたい。)これらの報道を眺めていて感じる事は、良い意味でも悪い意味でもウェブの威力が進化してきたということだ。不祥事を起こしたのが若者であったとしても、これらの企業は実名で報道されてしまう。企業からすれば踏んだり蹴ったりだ。ツイッターやフェイスブック等のサイトは、一般人が気軽に写真付きで情報発信ができてしまうなど、確かに便利だが、その反面、社会的影響を鑑みると巨額の損害賠償リスクに直面していることはそれほど意識されていない。教育機関等でも相応の啓発を行なう事が必要ではないだろうか?▼新宿会計士が個人的に注意している「3か条」▼ところで、新宿会計士の場合、別に所属企業や実名を出してブログ活動をしても構わないのだが、敢えてそれを行なわない理由は、あくまでもブログ等の「モノ書き業」が本業ではないからだ。仮に、モノ書きとして食っていけるようになったとしたら、その時に自分自身の経歴等を含めた身分関係を明らかにしていけば良いと考えている(ただ、残念ながらそのような時は到来しないと思うのだが…)。その一方、仕事柄、当職はメールを多用するのだが、不特定多数の人々にメールを送付する場合には、内容に幾つかの留意点がある。従って、現時点で新宿会計士が職場で広範囲にメールを送付する場合や、不特定多数の読者に公表することを目的としてブログを更新する場合に留意している点が幾つかあるので紹介しておきたい。(1)政治的・宗教的・性的話題は、できるだけ避ける職場でメールを送信する場合、メールの読み手がいかなる政治的信条・信仰を保有しているかはわからない。さらに、性的な話題については、読み手が主観的に嫌悪感を持つ可能性が高い。従って、職場で送付するメールには、この手の話題を極力避けるべきであろう。なお、当職のこのブログは「政治ブログ」という特徴を全面に打ち出しているため、ブログの方には政治的話題を積極的に取り上げているが、性的なコンテンツについては触らないようにしているし、その手のサイトからのリンクもお断りしている。(2)実名は極力避けるメール社会となってくると、どうしても、一般人がふとした拍子で有名人になる可能性もある。もちろん、それは良い意味でなく、悪い意味で有名になってしまうこともあり得る。そうした事故を避けるために、我々は極力、普段から実名を掲載する事は避けるべきだ。そして、それは企業名についても全く同様である。下手に企業の実名を出してしまい、その企業に損害を与えてしまったら、あとから損害賠償請求を受ける事にも繋がりかねない。ただ、当職はその例外として、政党やマスゴミについては、組織名の実名を出してバンバン批判していく所存である。(3)多数の人が不快になる内容は書かないニュースサイト等を眺めていると、不快になる内容も多数報じられている。非常に残念なことに、隣国は常に日本に対して敵対的だし、見ていて必ずしも愉快になる報道ばかりとは限らない。ただ、送付するメール等の目的にもよるが、極力、読み手にとって明るい話題をピックアップして紹介するのが良いだろう。▼情報の発進教育こそ必要だ▼一般人が気軽に情報発信できる時代だからこそ、思わぬコンテンツを配信する事で、社会全体に大きな迷惑を掛けてしまうこともある。その具体例については、当ブログでは述べる事はできないし、述べるつもりもないのだが、その一方で情報発信に関する教育(ないし啓蒙活動)は極めて重要だろう。ネットにより人々が気軽に意見を発信することができる時代になったことは、掛け値なしに素晴らしい事だ。一般人が情報を発信し、共有する仕組みが整ってきたからこそ、一般人が新聞社やテレビ局といったマス・メディアの虚報を見抜くことができるようになったのである。そうであればこそ、我々はこの新たな民主主義の仕組みを大事に守り育てるために、情報発信教育が必要であることに間違いはないのである。

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