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  徒"然草 ~づれづれなるままに~  by 整体処 明響庵(めいきょうあん)

  徒"然草 ~づれづれなるままに~  by 整体処 明響庵(めいきょうあん)

つながっている(症状のこと)

鏡に映った自分の顔を見て、どこからどこまでが自分の鼻であるか、正確に言える人がいるでしょうか。

 

言葉の上では分けられても、つながって成り立っている私たちの体。

 

見た目はもちろん、その機能においても単独で発揮されるものではありません。

 

それは同時に負担についても言えること。

 

その時々、様々なバランスで負担を分散しています。

 

だから、どこかが痛いからといって、そこだけが悪いということはありません。

 

例えば、腰痛、腰は体を表す月に要(かなめ)と書くように、負担が集中しやすい場所、声をあげやすい場所です。他に異常があって働きが悪い分の負担を、腰が請け負って、痛みや違和感というように表現します。

 

だいたい、痛いところ、表現がはっきりしているところは正常に働いているところです。

問題点は別にあって、黙して働けていないところです。

 

ですから、治療は痛いところなど、体の表現を黙らせればよい、というものではありません。

無理に黙らせれば、その不満が更に体の中身をややこしく歪めることになります。

 

黙しているところに氣を向けて、つながりを築き直していくことが大切です。

 

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