徒"然草 ~づれづれなるままに~  by 整体処 明響庵(めいきょうあん)

2008/12/27(土)19:00

走馬灯。

生命、生と死(60)

一生もまためぐりゆく四季の如し。 とするならば、逆に、年末はさしずめ臨終前でしょうか。 年賀状に宛名やら何やらを書き込んでいると、その方にちなんだ在りし日の思い出が、ぽつりぽつりと浮かび上がってくるものでございます。 たくさんのご縁に活かされて、磨かれて、現在の自分があるのだな、と改めて想い返さずにはいられません。 ありがたい。 想えば、現在の身体にしても、毎日の食事、生命をいただき続けることで、細胞の生死を繰り返し、成り立っている。ですから、これまたありがたいこと。 そんな風に万物との繋がりを感じ、自他の境界が曖昧になる時、心にとてつもない幸福感が溢れるのは私だけでしょうか。 個の生命を全うし、逝くべくして逝く時はそんな心持ちになるのかもしれないな。 さて。 あとは週末の大掃除で身辺を正し、一生ならぬ一年を締めくくるとしましょうかね。

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