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カテゴリ:明響庵からのお知らせ
以下、7/10助産院「赤ちゃんのほっぺ」で開かれましたコラボ企画、「整体&おっぱいメンテナンス」、整体を担当した際の感想です。 今回、受けていただいた皆様は、お子さんが二人目という方が多く、産後の状態としては、肉体的にも精神的にも、わりと落ち着いていた印象を受ける方が多かったです。 とはいえ、一人目のお子さんがまだ小さく、幼稚園以下の方も多かったですから、忙しい毎日をお過ごしなのでしょう、日々の疲れが感じられるところはありました。
また、ある程度落ち着いたがゆえに、忘れていた出産以前からの症状が戻ってきている、ということに不安を感じている方も多かったですね。 これは、産後という緊急時の回復がある程度済んで、それ以前からの体の問題に注意が行き始めた、体がそちらの回復に着手し始めた、ということですから、考えようによっては、ひとまず産後の順調な回復を喜ぶところかもしれません。
痛みをはじめ、症状というのは、もちろん嬉しいものではありませんが、自身に目を向けるきっかけとなります。場合によっては、自身を守る制限にもなるでしょう。 健康、というと、まるで痛みも症状もない状態を指すように勘違いされている方も多い昨今ですが、時には痛みや症状を経過することで、体は現在に適応していく、バランスしていく(整っていく)、ということを知っておくとよいです。
クスリなどで痛みや症状を誤魔化し続けて、鈍くしていった体が、果たして健康と呼べるでしょうか?鈍くして、溜め込んでいくことが、結果大病につながるのでは?
私の行う整体は、決して、私の主観で皆さんの体を強引に整える、治す、というものではありません。整おうと頑張っている皆さんの体に呼応して、それを助ける、というものです。同時に、自ら整う体を改めて育んでいくお手伝いでもあります。 体は本来、自ら整い、治していく力がありますが、現代では、残念ながら、それを鈍らせて、スムーズに働かなくなっている、あるいは妨げられていることが多いです。 体が自ら整う力を取り戻してまいりますと、体の違和感に気づきやすくなり、整う過程でちょっとした症状は起こりやすくなることもありますが、それらが速やかに経過していくようになっていきます。
一回の整体セッションでは、どうしてもできることが限られますが、病院で治してもらう、というような受け身の姿勢ではなく、自ら整う体を育んでいく、という主体性をもっていただくことで、より効果的で充実した時間を過ごしていただけることと思います。 これは前もって参加される方にお知らせしておけばよかったのですが、今回参加していただいた方も、以前参加していただいた方も、そのような視点をもって、また是非参加してみてください。回を重ねるごとに体を通して様々な実感と気づきが湧いてくることと思います。
世のお母さんたちが、整体セッションを通じて、自ら整うご自身を育まれることはもちろん、お子さんを始め、ご家族のお体も守っていくことのできる、体の知恵を身につけていただければ、世の中はどれ程変わっていくことか。赤ちゃんのほっぺでさせていただく整体においては、特にそんな展望と期待を抱いております。
最後になりましたが、今回も当日はもちろん、段取りから広告まで、お世話していただいた江藤さん、クライアントの子どもたちを見てくれた嫁さん、そしてお忙しい中参加していただいた皆様、頑張った子どもたち、おかげさまでご縁を楽しみ、充実した時間を過ごすことができました。ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.11 19:57:25
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