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  徒"然草 ~づれづれなるままに~  by 整体処 明響庵(めいきょうあん)

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なまはげ侍

なまはげ侍

2017.11.10
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カテゴリ:明響庵月刊誌より

当庵月刊紙「からだの自然」十一月号より抜粋記事をご紹介します

朝夕、めっきり寒くなって、火鉢を出した今日この頃。

屋外では焼き芋をしたり、天気のいい休日にはバーベキューをしたりと、晩秋の頃には炭火を使うことが増えます。

 

炭に火をつけることをしていますと、その過程が、回復していく人の身体とよく似ているところがある、と気付きました。

 

まだ火のついていない炭は熱を内に込めた、活性の低い状態。治癒力を発揮しにくい人というのは、同じような状態にあると言えるでしょう。

 

さて、炭に火をつけようとしても、いきなり燃え上がるか、というと、なかなかそうはいきません。

 

まず、環境。周囲が、湿っていたり、冷えていたり、風が強かったりすれば、火種はすぐに消えてしまうことでしょう。

やはり、活性が高まりやすい環境、というのが必要。

身体の活性で言えば、極端な話、ハワイに移住した途端、難病が嘘のように消えてしまった、などというのがある。

 

また、屋外で炭に火をつける際には、風を遮って、燃えやすいものを用意して、燃えやすいものから順に火がうつるようにします。

 

環境、というのは、気候や住居だけではなく、周りの人や食事も含まれます。だから、場合によっては、特定の人から離れる、あるいは、活性の高い集団に属する、というのも、速やかな回復を助けることがあります。

 

やっとこさ炭に火がうつると、あとはそれこそ環境を悪化させなければ、次第に活性は高まっていくもの。

 

より経過を急ぐ際は、扇いで風を送りますが、この加減が極めて重要で、やたら激しく送ればいい、というものでもない。激しく風を送りますと、一時的に、燃え上がるほど活性は増しますが、その後、灰に包まれて、空気の通りが悪くなるために、活性が逆に落ちることがあります。

 

この辺りは、我々医療従事者や看病人が努々気をつけなくてはならないところでしょう。

焦りは禁物、どんどん処置がエスカレートしてゆき、全体的に疲弊してゆく憂き目を見ることも。病院で、医療従事者がむしろ病人に見える時は、まさにそういう状態です。

 

ある程度、レールに乗ったら、過剰に手を加えることをせず、それこそ温かく見守る、というのが大事です。それによる安心感が、何よりその人の活性を支えるのですから。

 

ところで、最も肝心な火種についてですが。

火種というのは、例えばマッチ棒と箱のヤスリ部分が擦れて生じますね。つまり、関わり合いから生じるもの。

 

そんな風に考えてみると、人と人の関わり合いによって、ストレスで病気になることもあれば、身体がより速やかに治っていくこともある。私たちの気持ち一つで、逆に環境が生きやすいようにも、生きにくいようにも変わるのです。






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Last updated  2017.11.10 12:07:18
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