2018/01/12(金)09:26
本年も。
新年明けましておめでとうございます。
…というには随分明けてから時間がたってしまった。
が、一発目はやはりこれからはいるのが筋であろう。
わが家の新年は恒例の山登りから始まり、お参りをし、三が日はお節を摘まみつつ、正月遊びに明け暮れる、という相変わらず古典に則ったものであった。
テレビを見ないぶん、家族とともに何かをする時間は幸いたっぷりある。とはいえ、嫁さんの実家によばれた時は、少なからずテレビに見いった。
実にいいタイミングで古典芸能を扱った番組がやっていた。能楽師とダンサーの共演、歌舞伎、舞台俳優と京舞家元の対談、いずれもその道の第一人者、超一流が出演しており、これは素晴らしく見ごたえがあった。正月から何やら感動して涙まで流したものだ。
テレビに対しては、相当辛口である。が今回は、自分の認識の甘さを認めるところだ。ブラウン管(今は液晶か…)を通してとはいえ、本物をお茶の間で拝める贅沢。最近の動画もそうだが、本物を拝めるというのは、ものすごく学習にとって重要だ。
人と同じくテレビ番組もまたいろいろで、要は個々が選別できる目を持てるか否かである。子どもがいる家庭であれば、子どもは当然そんな選別は最初できないから、親あるいは周りの大人の能力がいっそう重要になる。これもまたごく当たり前だが、自覚が如何程のものか。行動を振り返る必要があろう。
やれやれ、新年一発目からおもい。
年は新しくなっていくが、考え方は古くなってなっていくのだろうか。温故知新といい方にとらえたい。