|
カテゴリ:医、健康、からだ
日本人が正座をする機会は確実に減っている、と言えるが、盆迫る今時分、坊さんを迎える家では、珍しく少し長い時間正座を強いられる機会がある。
昨日来られたクライアントの方もその一人で、午前中、坊さんが参られたとのこと。 膝のことを心配していたそうだが、 「昨年はとても正座していられなかったけど、今年はおかげさまで大丈夫でした」 と嬉しい報告をいただいた。
このクライアントの方はもともと腰の不調(ヘルニア)を主訴に当庵を頼られたが、膝も過去に悪くされており、痛みはなかったが、正座には不安を抱えていらっしゃった。
ヘルニアの痛みはひと月半ぐらいで治まったので、速やかに治る身体づくり、という当庵の方針をご理解いただいて、時々来られていた。
それが先月の半ばだったか、歩行時の膝の痛みが表れた、と来庵された。 整体を受け、翌日には違和感は少しあるものの、痛みは消え、歩行に支障はなくなったという。
そして、昨日。 施術前の会話では、膝のことに本人から話しは無かったが、動きを見て、よくなっているね、と思っていたら、施術中に先の報告をいただいたのである。
ところで、その膝であるが、過去に腫れて、水がたまったことがあり、抜いてもらったそうだ。それでその時の痛みは治まった。が、以来正座には支障が出るようになった、という。
誰しも痛いのは嫌である(実は無意識下で好きな人も存在するのだが)。 だからであろうか、どこかが痛くなると、痛みが無くなることが治ったこと、と解釈しがちだ。 自然治癒であれば、それはかなり妥当、機能の回復と痛みの緩和が併行して進むことが多い。 しかしながら、加療、つまり人為的に手が加えられる場合、痛みが先に消失、というより封殺(感覚の鈍化)されることによって、機能が回復しなくなる、あるいは悪化していく、という事例が多々ある。
明響庵の整体は、痛みを止めることを目的とはしていない。 というのは、痛みは、治る過程に必要な身体の作用、表現ととらえているからだ。 とはいえ、先のクライアントさんの例に見るように、身体の治癒を応援し、その経過を速やかにすれば、その場で痛みが完全にとれなくとも、自然と治まってゆく。しかも、機能の回復を伴って。 人為的に一度は無理に抑えられ、歪められた身体の声「痛み」も、身体が緩むにつれて、再び表されることはあるのだ。当然、本人にとって不安とは思うのだが、そういう時こそ、本当の意味で「治る」チャンス。
明響庵はそんな時も、身体の意をくみとりつつ、当人の不安を和ませる、速やかに治癒が進められる場でありたい。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
整体処 明響庵(めいきょうあん) http://meikyoan.jimdo.com/ ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 @宇部市常盤ふれあいセンター
感覚を磨き、しなやかな体を培う 武道で和の身体づくり教室 毎週土曜日14:00〜16:00 @宇部市常盤ふれあいセンター
お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.07 09:20:39
コメント(0) | コメントを書く |