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カテゴリ:教室関連
昨日は、新年初の「武道で和の身体づくり」教室を主催した。
新年初だからといって、別に気張るわけでも何でもなく、淡々と今年もスタートを切った。
定番の胸の一点の知覚、から胸-肘、上肢をつなげるワーク。
その後、久しぶりに棒を使った稽古をした。
武道で棒を使った稽古、と言えば、棒で人を叩く技術を練習する、と勘違いされそうだが、そうではない(そもそも「武道」を格闘技のようにただただ相手をやっつける術と勘違いしている方が多過ぎる)。
もちろん、人を叩くことにも応用はできるのだが、まず、棒:道具との関係をよくすることを、感覚を通じて学ぶ。
…と書いたところで、何のこっちゃだろう。
棒、という単純な道具を使い、その重さを感じ、如何にその重さの移動、即ち動きを邪魔せず、かつ自らの身体の負担を少なく、共に動くか、ということをやっていく。
そうすれば、最大限に道具は活きる。
余談だが、私が日曜大工や料理をする時は、そんなことを道具を使って試している。
包丁の重さ、のこぎりの重さ、それぞれの柄の質感等、様々で面白い。
当然だが、難しい。一回の稽古でできる、というものではありはしない。
だが、初めての人にしてみれば、もの凄い世界観の飛躍であり、自分の感覚と向き合う時間である、と思う。
そこに自身の変化が生まれないはずはない。
ところで、この稽古で大事な点だが。「自分」と「棒」、明らかに異なるものであることを感覚を通し、実感した上で(もちろん、見れば分かる、といえそうなものだが、そこに深い実感はない、即ち頭が理解した風であるだけだ)、必要に応じ一体となる、という、実に深いテーマが潜んでいる。
深いテーマと言われたところで、ピンとこないかもしれないが、棒という道具を「人」に置き換えた時にどうか。
即ち、それは、人とのコミュニケーション(当然だが、ここでいう「コミュニケーション」は巷で言うところの、口先だけのやりとり等、薄っぺらいものではない)、関係性の入口とも言えるのだ。 入口、というのは、人は当然道具のような物ではない、生きて反応し、変化するのだから、もっとはるかに超複雑だ。
しかし、個の存在を、深いところで実感、尊重し、時に一体となり、力を合わせることで、人の可能性は無限に拓かれる、と私は直感している。
稽古は地味、コツコツ地道に道なき道を歩む如きだが、ますます自分が活き、周囲を活かすことを望むなら、参加してみては如何か、と思う。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
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Last updated
2020.01.19 22:53:50
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