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カテゴリ:自然
(前回に続く→) 身近な自然と戯れ、自らを豊かに、と銘打っている親子で季節遊び。
去る7/2は、その「稲を植えてみよう、田植え&夏の田んぼ遊び」だった。
田植えを体験がてら、田んぼ周辺の自然に触れ、遊んでもらう、という趣旨だ。
うちが扱っている、無農薬・無肥料の田んぼ周囲には、本当にたくさんの生命が息づき、好奇心を刺激する。
遊びが主、なのだが、大人は特に、田植えを体験したい、という方が来られるから、そのデモンストレーションから行なう。
昨年までは、わが子がデモンストレーションを担ってくれていたが、長女は試験勉強、長男・次男は地域の海岸清掃にいってしまったため、人手不足。
成長とともに、子どもたちもそれぞれに忙しくなってゆく。
やむなし、今年はデモを私と嫁さんで行った。
デモ自体、というか、手植えの田植え自体はそう難しいものではない。
私からすると、一年通してのお米作りにおいて、かなり容易な部類の作業である。
できるだけ同じ間隔を保ちつつ、泥に、稲の苗を一本一本淡々と植えていくだけだ。
もちろん、余りに雑だと、苗の根が活着せず、浮いてきてしまうこともある。
しかし、初めての方はむしろ丁寧にやってくれるから、割にその心配は少ない。
しかし、今回はデモ中、想定を上回る出来事が。
今年の田んぼ、どうやら、例年よりヒルが多かったのである。
例年の如く、素足で田んぼに入ってデモを行った私。
入ってものの数秒、泥から引き抜いた脚にはヒルが。
数分後には、4、5匹のヒルが脚を這っている、というショッキング映像。
ヒルが出没する話は、デモの前からしていたのだが、参加者も、そんなに多いとは想像していなかっただろう。
私の想像すら上回っていた。
例年だと、デモ中にヒルがはりついたとて、せいぜい1、2匹だ。
ヒルははりついても、すぐに噛みついて血を吸うわけではなく、吸う場所を探す。
だから、4、5匹はりついても、出血には至らなかった。
すぐに払えば、噛まれずに済む。
だが、初めての方にとって、恐怖心が沸き上がるには十分な光景だったことだろう。
「献血」という苦し紛れの冗談も空振り(出血大サービスの方がよかった?)。
残念ながら、田んぼに入るのをためらい、遠慮する人もあった。
もちろん、ヒルが嫌という人を想定して、長靴をもってくるようには伝えていたが。
前日の大雨で田んぼの水かさがあり、丈の低い長靴だと使い物にならなかったのだ。
冒頭に記したように、無農薬・無肥料だと、田んぼにも様々な生命が集い、息づく。
ヒルもまた、その輪を紡ぐ一員である。
そうとらえると、冗談で言った「献血」も、あながち冗談ではなくなる。
人から人への輸血が、実は様々な病気の原因にもなっている、という知識もあると、人からヒルへの献血の方が、健全に思えてくる。
ちなみに、ヒルが噛むところは、蚊が血を吸うところと同じく、だいたいが、身体の部分でも、鈍って滞っているところである。
鈍っているがゆえに、感覚のセンサーに検知されず、撃退されるリスクを減らして、ヒルも蚊も食事にありつける、というわけだ。
結果であるが、身体全体の体力がある状態なら、その部分とそこにまつわる部分の活性化、全体で見れば、偏りの修正につながる。
鍼や灸が考え出されたのでは、ヒルや蚊と身体のはたらき、そして関わりに古代人が注目したためではないか?…と想像してしまう程である。
もしそうなら、ヒル師匠、と呼ぶに値するわけだが…。
…と、懸命に弁護したとて、ヒルにはりつかれる嫌悪感は、なかなかに拭い去れるものではない。
私とて、ではヒルが好きか、と問われれば、残念ながら好きではない。
ただ、他の人程、大袈裟ではなく、幾分フラットに扱うことができる。
嫌悪感の、意識による過剰分が少ないのだろう。
おかげで、今までは、わざわざヒル対策などに頭を捻ることはなかったのである(噛まれる前に祓え、程度)。
(→続く)
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Last updated
2023.07.05 13:50:03
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