|
カテゴリ:生活
時はまさにお盆である。
とはいえ、整体処明響庵は通常通り、営業している。
子どもの頃、お盆、と言えば、遠くの従兄弟が泊りがけで訪ねてくることが恒例であり、賑やかで楽しい時間を過ごした思い出がある。
従兄弟は全部で5人、うちは4人兄弟だったから、それは賑やかだった。
寝泊まりもしていたから、今思えば親は何かとたいへんだったのだろうが。
現在は、親戚を迎える側というよりは、実家の秋田に帰省する側である。
つまり、お盆に帰省せず、宇部に居る限りは、親戚が来ることもなく、お盆だからといって、別段特別なことはない。
むしろ、お盆は活動の制限になっている。
私は別段信心深いわけでは無いのだが、お盆=殺生を控える、という頭があり、釣りもできなければ、草を刈りまくるような畑仕事も何となくやりづらい。
日頃、如何に、多くの死に支えられて生きているか…そんなことすら、頭に浮かんでくる。
更には、何と無く、お盆中は海に入らない方がよい、というところもあって、海水浴もはばかられる。
そんな風習に縛られて、窮屈に感じると、お盆とは実際何ものなのか?とぼんやり想う。
盆暮れ正月、というぐらいで、日本における連休としては、旧くから大事にされている感がある。
調べてみると、お盆の元は、中国で、盂蘭盆経に基づき、苦しんでいる亡者を救うための仏事だとか。
日本に渡ってからは、魂(たま)祭り、という先祖供養の祭と習合して、やはり先祖供養の仏事になったそうだ。
ふーん、である。
調べてみたところで、それ程感慨が湧く内容ではなかった。
ただ、お盆の頃、というのは、暑さによる夏の疲れが表れてくる時季ではある。
そこから想像し、お盆の実際的意義は、休息と滋養、稲刈りに向けての、親族の団結を促し、精をつけるものだったのでは、と推察する。
一昔前までは、日本であれ、中国であれ、人民の大部分は農民である。
農民でなくとも、労働、といえば、肉体労働がほとんどだったに違いない。
現在のように、クーラーの効いた中で仕事をする、などということは想像もできない世界だ。
体力も現代人とはけた違いだったと想像するが、肉体的滋養、休息の時間は、現代より重要だったことだろう。
…などと、実際的側面を考えると、現代におけるお盆の過ごし方は如何なるにや、と思考は展開する。
もちろん、それぞれの人生、それぞれの時間だから、それぞれの好きにしたらよいのだが。
労働や生活が多様化している現在、風習の形骸化は避けられないのかもしれない。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 @宇部市常盤ふれあいセンター
感覚を磨き、しなやかな身体を培う 古武道エクササイズ 毎週土曜日13:30〜15:30 @宇部市常盤ふれあいセンター
お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
Last updated
2023.08.14 10:22:37
コメント(0) | コメントを書く |