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カテゴリ:自然農
8時半の開始であったが、それでも快晴だと、気温はすぐに上がり、相当暑い。
しかも、風が乏しかったから、余計に暑く感じる。
文字通り、額に汗して、というか、汗にまみれての実習となった。
身体のことでいえば、暑い時季に汗をかくことは、結果的に泌尿器、主に腎臓を助けることになる。
腎臓の負担をかけることなく、血中の老廃物を捨てていくことができるからである。
畑でひと汗かいて、できた夏野菜で水分補給、というのは、極めて理想的な循環と言える。
しかしながら、暮らしが多様な現代においては、暑さに対する耐性もまた多様であるようだ。
自然農実習会も始めてから4年、8月の実習会も4巡目となるが、初めて、へたばる人が出た。
へたばる、と言っても、何と無く体調がすぐれず、日陰に引っ込んだ、というぐらいのものだ。
しかし、それが、高齢者、というならともかく、20代最若手の2人だった、というのが、何とも印象的だった。
聞けば、彼らは、鉄筋コンクリートのマンションに済んでおり、屋内では、ほぼクーラーを効かせたところで過ごしている、という。
確かに、わが家のような、旧い日本家屋であれば、クーラー無しでもいけるだろうが、コンクリートではそうはいくまい。
そして、クーラー慣れで、体温調節が下手な身体に、夏の畑はきついのかもしれない。
生活が人工的になり過ぎると、自然環境での活動に適応できない、ということも起こりうるのか。
そういえば、先日、近年新築を建てたクライアントから、最近の家は、高断熱、高気密、密閉性を高める風潮にあることを聞いた。
即ち、空調ありき、の発想なのである。
夏、特に湿気の高い梅雨に応じて、発達した、風通しを大事にする日本伝統建築とは、えらい違いだ。
畑でへたばった若者を看ていても感じるのは、過保護で育っている、ということだ。
最近の密閉された家に関しても、空調による過保護が指摘できるのではないか。
快適なのは結構だが、反面、自ら快適に発達する身体の力を阻害する。
守られていなければ、何かにすがっていなくては、生きていくことのできない弱い自身を育てる、ということだ。
反面、空調が当たり前であれば、電気を食うわけであり、そのことは原発の再稼働、果ては汚染処理水投棄による海洋汚染につながらないとも限らない。
それは未来への負債である。
自分の生活が、日本の抱える問題と如何につながっているか、想像、考えてみるとよい。
そして、行動を少しずつでも変えることだ。
自然農に取り組むの中で、暑い中でも身体を動かし、汗を流す快さ。
夏野菜をかじり、命をいただく快さ。
吹き抜ける風から感じる快さ。
そんな氣づきの積み重ね、そこから起こる行動の変化で、自らをしなやかに、豊かに育んでいければ、と思う。
次回、自然農実習会9月は、9/10(日)8:30〜10:30会場は宇部市東岐波の実習地を予定しております。
詳しくは整体処明響庵ホームページでお確かめください。
ご予約・お問い合わせは 0836-39-6275 整体処明響庵まで メールフォームはこちら。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275
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2023.08.25 09:51:51
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