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カテゴリ:自然農
先の日曜日は、10月の自然農実習会だった。
自然農実習会は、4年前より月一回で主催している。
耕さない、肥料・農薬を用いない、虫・草を敵としない…ひたすら自然に添う農、自然農に共に取り組もう、という会である。
少しずつ参加者は増え、昨日も十数名が参加してくれた。
10月と言えば、自然農でも、サツマイモの収穫、芋掘りの時期を迎える。
毎年、この10月のみ、参加してくれる子どももある。
自然農では、耕さないから、まだ土が未熟でややかたいうちは、芋のつるを引いたら、芋がそれに連なって収穫できる、というわけにはいかない。
従って、さまざまな掘り方を工夫できるが。
多少時間はかかっても、コテ(小さいスコップ)を使って、土をかきわけ、芋を探し探し掘るのが子どもには楽しいようだ(私も楽しい)。
化石の発掘を想像させる。
今年は後半、雨が少なかったからだろう。
サツマイモも例年に比べると小ぶりなものが多いようだった。
まぁ、焼き芋にするなら、火が通りやすい、手頃なサイズ、とも言える。
更に、今年は、真夏の間、気温が高すぎたためだろう。
トマトを始め、夏野菜の実りは今一つ。
秋になって、ピーマンやししとう、ナス、トマト、とナス科の野菜は次々実をつけてはいるが。
真夏に株自体の生育を抑えられたためか、これもまた小ぶりだ。
また、虫たちも夏に活躍が抑えられたとみえる。
そのぶんを取り戻そうとしてなのか、秋になってからの食害が例年より目立つ。
人間も夏に食欲を落としていた方は、今頃、食欲が亢進する現象が起こる。
もちろん、人と虫を一概に一緒にはできないのだが。
大根、カブ、アブラナ科の菜っ葉類…種を降ろせど、芽が出たところを軒並み食べられている。
例年、それなりの食害に見舞われるのは常だが、全滅に至るほど食べられる年はなかった。
それでもあきらめず、菜っ葉類など、先日三度目の種降ろしをしたのだが、今度はどうだろうか。
そんな具合だから、今年から実習会に参加されている方は、初っ端から難にぶち当たり、やや氣の毒、と思わないでもない。
作物の収穫が全てではない、畑に立ち、多様な命に触れ、その営みに添うことで、得られる、たくさんの発見、氣づき。
活動、生きることそのものに喜びを見出し、自身を豊かに育むことのできる醍醐味が自然農にはある。
とはいえ、収穫があまりにも乏しいと、寂しく感じられるのもまた事実、と経験している。
特に、期待を膨らまし、取り組み始めた頃は。
そんな逡巡をよそに。
今回が2回目の参加であった方から、「普段は土や草に触れる機会が全くないので、とても楽しかった」という屈託の無い感想をいただいた。
その方は、職業柄、日夜屋内で忙しく働かれているようで、畑にあっては、皮膚も青白く見える程だ。
土や草のみならず、お日様の光とも普段接点が乏しいのかもしれない。
そういう方は、私の想像を超えて、野菜の収穫さておき、直接的に命を充実させているのではなかろうか。
実際、その方のお帰りになる時の様子は、生き返った、という表現がそっくり当てはまるようだった。
社会が自然に離反しがち、その狭間にあって、知らず、命をすり減らす人多き現代。
ひたすら自然に添う「自然農」に共に取り組もう、という場は、これまた私の想像を超えて、大事なのかもしれない。
参加者諸氏が前向きに、また楽し氣に、取り組む姿が毎回励みになっている。
今年の経験は、自然の厳しさに揉まれるも、命を燃やす糧、と心得、活かしてゆこう。
自然農実習会、次回11月は11/12(日)9時からを予定しております。 詳しくは整体処明響庵ホームページでお確かめください。 お問合せ・ご参加お申込みは 0836-39-6275 整体処明響庵まで。 メールフォームはこちら。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275
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2023.10.18 23:37:57
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