タイ代理母出産の問題
日本人男性が、17人もの子どもを代理母にお金を渡して、タイで出産させた問題。男性の資産は132億円あるとか。。。子どもは全て、男性の精子を使った我が子。母親(卵子)に関しては、入手不明、特定されず。それらの、精子と卵子を用いて体外受精で受精卵を作成し、代理母の子宮に着床させて、妊娠を成立させる。ここでは敢えて、生殖医療的な用語を使ってみる。こんな風に活字で見れば、人間の生殖行動は除外され、生命の誕生(生命を宿すこと)も、どこか機械的である。もしダルビッシュ(精子)が、「俺、すごい野球選手だし、俺と同じDNAを持った奴らなら、強いチームが作れる!!」って考えたとする。では卵子に誰を選ぼうか!霊長類最強の女子、吉田沙織レスリングチャンピオンを選択。早速、受精卵を体外受精で17個作る。それを、代理母17人の子宮に着床させ、見事17人の子どもが産まれました。しかしこれでは、代理母はただ子どもを産むマシーン扱いですよね。DNAだけ見れば、最強クラスの素質を備えたベビーが誕生したようにも思えます。でも、この子達が本当に最強になるかは、その後どんな生育環境で成長するかが大事ですよね。ダルビッシュがこんな事を考えて、実行しちゃったら、大事件だし、間違った思考だって、誰もが思うでしょ。本来、生殖医療でいう代理母は、自分では出産することができない母が、我が子を得るためだったり。夫の精子を使って、第三者の卵子で受精卵を作成し、妻の子宮に着床させたり、代理母の子宮に着床させて、夫のDNAを受け継ぐ夫婦の子どもを得たりするもので。。。そもそも、神の領域に人間が力を及ぼし過ぎたから、お金があったら機械的に子どもが作れる時代になったんやん(−_−;)こんなことがまかり通るならですよ。日本政府がタイから1000人くらい代理母を輸入しましょう。そして、残したいDNAの受精卵を作成し、産んでもらいましょう。これで、日本の人口減少に歯止めがかかりますか?こんなこと、人道的に絶対おかしなことですよ。人口だけ増やしたいなら、移民でクリアできたりもする。そういうんじゃなくて、日本人が家庭を持って、普通にその中で育まれる子ども達で人口を増やしたいんですよ。日本の家族基盤を崩さずに、その中で増えたらいいなぁ。。。子どもの数でしょ。日本人男性のした事は、代理母の人権を無視してる。産まれてきた子ども達の人権も無視してる。お金があるからって、1人にベビーシッターを付けても、父親は1人しかいない。DNAでいうところの本当の母親は不明。昔、日本のお殿様達は、正室、側室を持ち、たくさんの子を持った。30人の側室が60人の子どもを産んだとしても、父は1人。でも、その60人の子ども達には本当の母がそばにいて(乳母もいて)、母は自分に愛を注いでくれたはず。それとも、このタイでの代理母出産の問題は違うよ!!とまぁ、この問題には色々思うところがあるわけですよ。息子が寝ている間に、考えを徒然なるままに書きつくりました。