カテゴリ:その他・日々の生活編
今日、ネイソンが新聞を読んでた時に、突然叫び声をあげたのでビックリした。叫び声をあげた理由は、新聞に友人の死についての記事が載っていたから。何と、警察に銃で撃たれて亡くなったらしい・・・。 詳しい話は分らないけれど、新聞によると滞在していたモーテル(我が家のすぐ近く)のバルコニーで、彼が叫んでたらしい。それで警察が来たんだけど、彼はナイフを持っていたらしく、警察にスタンガンでうたれたらしんだけど、それでも前に進んできたので銃で撃たれた、という話だった。 実は先月、ネイソンに彼から何回も電話があって、精神的にかなりおかしくなっていたみたいだった。その時にもっと力になれたら、今回こんな形で彼が死ななくても済んだのかもしれない、とネイソンは罪悪感を感じているんだけど、彼は彼なりに力になってあげてたと私は思う。 新聞には「彼の行動はどう見ても普通じゃなかったから、何らかの薬物(ドラッグ)使用が考えられる」って書いてあったけれど、彼はドラッグと言ってもマリファナをやるくらいだったから、私達は多分精神的におかしくなってしまったんじゃないかと思っている。 この友人は、ネイソンのコンピューター友達で、まだ24歳なんだけど、毎年DEFCONなんかに一緒に行ったりしていて、天才的なプログラマーだった。コンピューターに関してものすごく才能がある人だったのだけど、いつも精神的に不安定な生活を送っていて、こんな形で若くして命を無くしてしまったのは本当に残念としか言いようがない。 先月、彼から電話があった時には、レントを払ってないのでアパートから追い出されるというような話だったんだけど、結局追い出されてモーテルに滞在していたらしい。そのモーテルが、我が家から歩いていけるくらい近い場所で、私達が双子の出産の事でゴチャゴチャしてなかったら、モーテルなんかに泊まらないで、我が家に滞在する事ができただろうに、って考えると私も複雑な気分になってしまった。 今日、ネイソンがアパートに行ってみると、まだ彼の所有物が少し残っていたみたいなので、アパート側に処分される前に、何とかして彼の両親に送ってあげたいと思う。24歳で銃に撃たれて死ぬなんて、本当に悲しい。警察は訓練された通りのマニュアルに沿った行動をとっただけなんだろうけれど、やっぱり銃という物に関して怒りを覚えるし、すぐに銃を発砲するアメリカの警察も問題だと思う(それに、サンノゼ付近では、こういう事件が多すぎる)。 と、友人の死に悲しむと同時に、久し振りにアメリカの銃問題について改めて考えさせられる日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月10日 20時32分48秒
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