秋保大滝神社裏で山野草散策
4月20日(日)夕方からは雨が降るけれどもそれまでは曇りの天気でギリギリいけそう、という天気予報を受けて、今日は秋保のほうへ行ってみようと考えていました。しかしその前に・・・まずは午前中、予約していた献血へ。片平に車を置いて、歩いて一番町へ向かいますが、東北大学片平キャンパス内の桜を堪能するためちょっと足を止めます。平日は学内外、国内外からたくさんの人が集まってきて、ゆっくり自由に見て回ることが難しいので、日曜日の朝は絶好のチャンス!・・・と思ったら、明らかに中国人または台湾人のグループがいくつか、歩き回って写真を撮っていました。最近よく見る光景。休日の午前中は、かつては近所の犬の散歩の方や散歩の方くらいだったのが、最近はこのような外国人観光客が多くなりました。しかし桜もピークを過ぎて、これからは注目度も徐々に下がって落ち着いてくるでしょう。私にとっては、桜の花がどうこうというよりは、ドウダンツツジの白い花が咲きつつあることのほうが関心事です。・・・あまりゆっくりしてもいられないので、早々に引き上げて北門から一番町方面へ向かいます。五ッ橋通、南町通、青葉通、広瀬通を渡り、一番町4丁目、仙台三越の向かいのビルに到着。by SHARP AQUOS Sense76階の献血ルームへ上がるエレベーターで、顔見知りのスタッフの方といっしょになり、「今日もよろしくおねがいします」と声をかけられました。マスクはしているものの、顔は覚えてもらっていたみたいです。というのも今回は通算142回目。ほとんどこの献血ルーム(「杜の都献血ルームAOBA」)での献血、常連といってもいいくらいの協力者ですから、十分あり得ることではありますが。今日の予約は朝一番の9時半からの枠でしたが、献血ルームオープン前にはすでに二人待っていて、私は三番目でした。なんとなく、いつもの日曜日より協力者数が多い気がします。献血前の問診では、おそらく3回目と思いますが、中川国利先生(御年74歳)。「142回目か。顔パスでもいいくらいなんだがな。感謝感謝だ」「70の誕生日前日まで献血できるから、続けて」「近々、輸血を受けたことがある人も献血可能にしよう、と検討が進んでいる。輸血を受けた人のほうが献血の意義をよく理解しているからな」「これ、前にも渡したことあると思うが・・・」はい、いただきましたといいながら、新聞へのご自分の投稿の切り抜きコピーを受け取りました。前と同じだろう、と思ったら、岩手日報に今年3月に投稿したものも入っており、常に更新されているみたいですごいと思いました。全国紙である毎日新聞、朝日新聞、産経新聞に加えて、河北新報、岩手日報、山形新聞、秋田さきがけといった地方新聞、そして宮城保険医新聞、月刊保団連の業界紙へと、日頃からさまざまなエピソードやメッセージを投稿し続けていらっしゃる。私も、TwitterやThreads、FacebookなどSNSで「今日、献血しました」的な投稿はしてますが、メッセージ性はゼロ。単なる日記に終わっています。もう少しなにかひとこと加えて投稿するように気をつけてみようと思いました。待合室で呼ばれるのを待ち、いざ採血へ。3回連続で同じ椅子。だからどうしたってことですが・・・いつものように小一時間、管をつながれて血液を出し、遠心分離にかけて血漿と血小板だけを抽出して残りを戻す・・・を繰り返し、無事終了。途中、仲川先生が飲み物メニューを持って現れ、「飲み物おかわりはいかが」と聞いて回っていました。よほどの献血愛を感じます。献血終了後は休憩を取ります。記念品、またもOra2のけんけつちゃん歯磨き粉、そしてライオンズクラブ提供のティッシュ。歯磨き粉は家に、今使用中のものを含めて4個あり、これで5個目です。受け取るときに「家にいっぱいあってなかなか減らない」と言ったら「もしかして、タオルもたまってますか?」と訊かれ「はいっ!」いつもながら、飲み物を飲んだりお菓子を食べたりしながらゆっくりするのですが、今日はいつもより短めに切り上げて出ます。雨が降り出さないか心配なのと、今日は秋保方面へ行ってランチにしようと考えていたからです。あまり寄り道せずに片平へ戻り、車で出発。いつもなら286号線から行くところを、移動時間短縮のため西道路コースで。13時ちょっと前に「サッチャンらぁめん」到着。ランチは味噌ラーメンとギョウザ。店内を見回していて、「辛口サッチャンラーメン」という紙が目に入りました。この辛口、ベースは味噌か醤油かはたまた塩か・・・と思って後で聞いてみたら「辛味噌味だよ」と教えてもらいました。次の機会には試してみたいです。前置きがずいぶん長くなってしまいました。ランチが終わって、いよいよ秋保大滝を目指します。駐車場はそれほど混み合っていませんでした。神社(秋保大滝不動尊)の境内には、まだ桜がきれいに咲いていて見頃。by OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROソメイヨシノでなくヤマザクラなのかな?周囲にはシャクナゲが咲きはじめていました。まだまだつぼみのほうが多い状態で、これからという感じ。黄色いレンギョウの花もちょうどいいタイミング。ハクモクレンもきれいに咲いていて見頃です。本殿の前に立つ石灯籠。よく見ると、こんな感じのシカの浮き彫りなどといっしょに、ナゾのモチーフが。ポコポコポコッと、これはいったいなにをあらわしているのでしょうか?調べてみると、このように六角形になっていてシカなどの彫刻が施されているものを「春日灯籠」というそうです。奈良の春日大社に由来するものとして神の使いの鹿などが彫刻されているとのこと。そしてこの三つの盛り上がりは、なんと「三笠山」なのだとか。これは見ただけではわからない・・・となりには格子と波が。三笠山の反対側には、ナゾのモヤモヤっとしたものもありました(写真には撮ってませんが)。これは雲だったみたいです。しかしなぜ、秋保大滝のお不動さんに春日大社由来の石灯籠が・・・?春日灯籠は、石灯籠のデザインの中でも全国的にポピュラーなもののようです。あまり春日大社自体とは関係ないのかも。そういえば、以前(今年の1月21日)にも緑水庵の庭園に立っていた石灯籠にも、鹿と三笠山があるのを見ていました。こちらはもと良覺院というお寺だったはずなのに、なぜ春日大社流の石灯籠が?さて、ようやく本日の主目的である裏の山道へ。すでにセリバオウレンは花の時期が終わって、若い実ができていました。スミレのつぼみ発見。・・・タチツボスミレかナガハシスミレか。エンレイソウもちらほら見られ、よくよく探すと花をつけているものもいくつかありました。花自体は、今が見頃という感じ。葉だけで花がついていないものが多いですが。花が咲いているスミレもたくさんいました。最初に見たつぼみのスミレとは別種のようです。オオタチツボスミレかなと思ったりもしたのですが、それなら距が白いはず。数少ない横顔の写真をよく見ると、きょは短くて赤紫色でしたので、オオタチツボスミレではない可能性があります。葉はちょっと大きめのハート型で、薄くてヨレヨレっとしています。これは何スミレなんだろう・・・とあまり深く考えず次へ行きます。ヒトリシズカの咲きはじめと思われるものもたくさん見られました。茎がちょっと伸びて、その先に小さな葉があまり開かずに4枚。そして白いモショモショっとした花がついています。短時間ではありましたが、密度が濃いウォーキングでした。