ハキダメギクの花は枯れゆく姿も美しい
11月19日(水)一昨日、最高気温22.1℃だったのが昨日は最高8.5℃に急降下。さて今日はどうでしょうか。・・・と、最高気温の変化に注意が行きがちですが、最低気温のほうもなんだか不穏なようす。一昨日、昨日と、最低気温は5℃前後でしたが、今朝はなんと0.7℃まで下がったようです。油断しているうちにどんどん冬に向かって季節が進んで行く感じ。身体がついて行けるかどうか・・・お昼の散歩タイム、あまり時間がなかったので良覺院丁公園(仙台市青葉区)のハキダメギク、一点狙いで。持ち出した機材は、RICOH GXRにマウントユニット、そしてOMマウントへの変換アダプターを介してOLYMPUS OM ZUIKOの50mm F1.8標準レンズと50mm F3.5マクロレンズの50mmレンズ対決。(かなりむかし、OLYMPUS E-5 フォーサーズ一眼レフボディを使ったこれら2本の50mmレンズ比較を行ってました)25mmのエクステンションチューブもひとつ持参です。緑水庵庭園の裏口近く、公園の隅っこでしゃがみ込んで「良い枯れ具合」の花を探します。ハキダメギクの花は、咲きはじめの筒状花がまだ開いていない時期からきれいに全開、そして舌状花がハラハラと(かどうかはわかりませんが)落ち、筒状花もひとつまたひとつと落ちていき、筒状花を包んでいた花冠が開いて白い星の集まり、または別の白い花の束のようになっていく一連の変化は、むしろ後半の「しおれ、枯れゆく姿」のほうが美しいとさえ思います。今日は、撮影枚数自体は多くなかったですが、おおまかに枯れ花の三形態を見ることができました。まずは、まだしおれた舌状花も落ちずに残っている、比較的「若い」枯れ花。by RICOH GXR + OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.850mm F1.8に25mmチューブを入れていますが、レンズのヘリコイドは無限遠状態、いっぱいに下げていた、と思います。がんばってレンズを繰り出し、寄れるところまで寄ったのがこちら。黄色い筒状花はまだ生き生きしています。同じ枯れ花を、50mm F3.5マクロでも。画面の右奥にまだきれいに咲いている花ふたつが入るように、距離と左右のアングルをあれこれ試行錯誤しながら・・・けっこう苦労して撮った一枚です。続いては、舌状花はすっかり落ち、筒状花の半分くらいが残っている段階の枯れ花。こちらもF1.8レンズにチューブの組み合わせ、まあまあ寄っているという感じ。こちらも下奥の花が入るように、そして主役の枯れ花の向きが良くなるようにと、さまざまなアングルから眺めてフレーミングしたのですが、主役がまだ咲いている筒状花のほうになっています。脇の筒状花が落ちたあと残された花冠のほうをメインにしたかったのですが、・・・ピントを外した下方の花も、もう少し右に置きたかったのですが、そうすると白い花冠がうしろに隠れてしまうので、ある程度妥協したかたちになりました。下の花を右ではなく左にもってくるようにすれば、もう少し左側から見る角度をつけることができたかも・・・と、あとで少々後悔しました。この花をマクロレンズで少し引いて撮ったのがこちら。これくらいの引き具合、距離環が、標準レンズ単体では近づけないし、25mmチューブを入れると寄りすぎてしまうので、ちょうどその中間をマクロレンズで埋められた、ということでしょうか。14mmのチューブを使えば標準レンズでも解決可能なのですが、もうひとつ持っている別の50mm F1.8レンズに取り付けたら取れなくなってしまったので、そのチューブとセットの近眼レンズも持ってくるしかない状態です。7mm, 14mm, 25mmのチューブをうまく組み合わせると、レンズ単体でいっぱいに寄った45センチの先、約7センチまで寄って等倍まで、途切れなしにつなぐことができるみたいです。APS-Cセンサーでは1.5倍相当、マイクロフォーサーズでは2倍相当になりますね。25mmチューブをつけてレンズを無限遠状態(もっとも引っ込めた状態)にすると、1/2倍つまりハーフマクロ撮影に対応しますが、APS-Cで3/4倍、マイクロフォーサーズでは等倍相当になります。F3.5マクロレンズは単体でハーフまでいけるので、そこに25mmチューブを入れると、途切れずに等倍まで一気にカバーできるという設計になっています。つまり、マクロレンズでは7mmとか14mmのチューブは使う意味がないということですね。エクステンションチューブを駆使すれば、ふつうの50mmレンズ、マクロ50mmレンズいずれも同じ距離、同じ倍率でマクロ撮影することが可能となるわけですが、大きな違いは開放絞り値。F1.8レンズでもF4まで絞れば、写りはマクロレンズのF3.5開放で撮った場合と大差ないです。ということは、F1.8レンズを使う意義を示すということであれば、開放F1.8か、ワンクリック絞ったF2.8で撮影するというのが唯一の差別化、特徴出しということになりますね。あとは「丸ボケ」が出せる唯一の条件、絞り開放での被写界深度と解像感。丸ボケのサイズの違いについては、別のブログでずいぶん昔に検討しています。今回のようにわざわざこれら2本のレンズを一緒に持って出ることはほとんどないので、貴重なテスト事例になったように思います。