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テーマ:オリンパス(122)
カテゴリ:趣味の写真
5月21日(日)
今年の2月に発売された、OM systemのM.ZUIKO 90mm F3.5マクロレンズは、かなりの評判らしいです。 最近、古いOM ZUIKOの100mm F2.8あたりがほしいかも、と考えていた私としては、マクロとしてもそうですが180mm相当望遠レンズとして一本、あってもいいなと(一瞬)思ったりしました。でも簡単に購入に踏み切れないのはそのお値段ゆえです。・・・高すぎる。 80mm F4などは、90mm F3.5の代わりを十分に務められるはず。でも一番のネックは、対応する撮影距離範囲が0.5倍(等倍相当)から等倍(2倍相当)と、かなりのド近眼で、無限遠が出せないという点です。65-116mmオートエクステンションチューブではなく、25mmエクステンションチューブを使うと無限遠が出せるという裏技があるらしいですが、そのときの画質は期待できないとも。 それでも、しばらく出番がなかった80mm F4マクロレンズ、ここで持ち出して写りを再確認してみようか、と思い立ちました。 まずは、このレンズがどのようなものなのか、写真を見ていただきましょう。 ![]() by OLYMPUS STYLUS XZ-2 135mmマクロと同様、AUTO EXTENSION TUBE 65-116mmと組み合わせて使います。 ![]() このチューブには目盛りが刻んであり、80mm F4マクロでは、いっぱいまで縮めたところからほんの少し繰り出して1:2の目盛りに合わせると、1/2倍(マイクロフォーサーズでは等倍相当)。 ![]() グーンと伸ばして1:1の目盛りに合わせると、等倍(同2倍相当)で撮影出来ます。 さて、このレンズで撮影した花の写真を見ていただきましょう。 ![]() by OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III + OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-1:1 MACRO 80mm F4 1:2での撮影、F4開放です。 東北大学片平キャンパス内で撮影したハナヤエムグラの花。 4つのうち、左の開ききっていない花とその右のいちばん開ききっている花にピントが来ていて、奥と手前の2つはちょっと合焦距離から前後にずれています。 このピントが合っている2つの花、おしべの葯がたがいに手を合わせるようになっているのと対照的におそらく花粉をすべて出し切って外側へ垂れているものが対照的な印象を与えます。 タイトルをつけるとしたら・・・「むすんでひらいて」? ![]() こちらも1:2で。絞りは少し絞り込んでF8。 ニワゼキショウの花です。花びらが6枚あり、花全体のサイズに対して花びらの広がりが大きいので、真正面からの場合と違って斜めや横から撮るときは、どうしても手前や奥を向く花びらが大きくボケてしまいます。 この写真でも、真ん中のおしべを中心にピント合わせをしたのですが、奥の花びらはかろうじてピントが合っているように見えるものの手前に伸びる花びらがボケてしまっています。その両脇の2枚もボケていますが、これくらいならば許容範囲かなと思います。 ということは、カメラを向ける角度をもう30度ほど回して、手前の花びらを右へ逃がしてやれば、もう少し先のほうまでピントが合って、イイ感じになっていたかのしれません。 他の人のニワゼキショウのアップ写真で、うまくボケ花びら問題を解決しているものをみかけたので、今後こういう場面に出くわしたときは、ちょっと向きを考えてみようと思います。 久しぶりにこのレンズを持ちだして、少しマクロ撮影してみたら意外といけそうなので、135mm F4.5マクロ、50mm F3.5マクロレンズとともに、オールドマクロレンズでまだまだ楽しみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.21 21:32:32
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