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そもそも

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c1 はじめに
c1 そもそも、クリスマスって?


c1 クリスマスの語源

クリスマスは「降誕祭」と訳す。
イエス・キリストの誕生を祝う日。
もともとは「Christes Maesse(キリストのミサ)」といわれていた。
それが、いつの間にか「Christmas(クリスマス)」と表現されるようになった。
ついでに言うと「ミサ」はカトリックでの呼び方で、プロテスタントでは「サービス」と呼ぶよ。
どちらも同じ「礼拝」って意味だけど、元々は「犠牲を捧げる」「自分自身を捧げる」という意味なんだってさ。
クリスマスは「Xmas」と書くけど、12世紀ころから出現。
「X」はキリストのギリシャ語にしたときの頭文字、「mas」は「祝う」とか「祭り」という意味の接尾語。
日本ではよく「X’mas」と書くけど、アポストロフィが入るのは間違い!

c1 宗教的戦略

初期のキリスト教では、キリストの誕生を祝う習慣はなかったらしい。
宣教師たちは布教活動のときに、抵抗なくキリスト教に改宗させるためにその土地土地の宗教の祭りや祝事を取り入れた。
クリスマスも、元々は他の宗教行事を真似たものだったの。
キリスト教の「クリスマス」は簡単に言ってしまえば他宗教のパクリってこと。(あちゃ~

以下、クリスマスの元になったものを紹介しまーす。

c1 ミトラス教の冬至祭

ミトラス教は、古代ローマ帝国の宗教。
このミトラス教では「冬至」はミトラス神が「義の太陽」として復活する日として祝う。
これが、やがてキリスト教にもパクられ・・・模倣された。

c1 サトゥルナーリア祭

サトゥルナーリア祭というのは、農耕の神サトゥルヌスを祀る祭り。
ローマ人にとっては、数多い神のなかでも最も大切な神の1人。
冬至をはさんだ1週間はサトゥルヌス祭週として盛大に騒いだらしい。
こちらは戦略というよりは、キリスト教がローマ人に浸透していくとともに、自然と吸収されていった感じ。

c1 ケルト人の冬至祭

ケルト人やゲルマン人にとって、冬至をはさむ1ヶ月は悪霊や死者の霊が現世にやってくる(戻ってくる)とても恐れられた季節だった。
そこで彼らはご馳走などの供え物をして霊を静めようとした。
あと、力が弱まった太陽に活力を取り戻させ、魔物を追い払ってくれるように祈ったりもした。
この風習が、やがてキリスト教に受け継がれ・・・。


と、まあ、こんな感じ。
こうしてみるとクリスマスって、何でもごっちゃにする日本人に適した行事かもね。(笑


c1 クリスマス・デコレーション
c1 クリスマス・キャラクター
c1 クリスマス・キャロル
c1 クリスマス、いろいろ


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