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カテゴリ:岩手関連のニュース
木質バイオマス事業を展開する衣川村が、発生ガスを利用したカーボンナノチューブ(CNT)の合成に成功。合成過程を関連企業2社と特許出願したそうです。
村は商品化や製造効率アップに向け、共同研究をさらに進めていくとの事。 合成の仕組みは、木材チップを外熱式ロータリーキルン炉と呼ばれるガス化炉に投入後、600度~1000度に過熱し、生成ガスのうち炭化水素ガスを金属触媒に接触させるのだそうです。 今回合成を確認したCNTは直径10ナノメートルで、触媒全体に高密度に生成されているそうですが、石油から精製したガスと比べ、木質ガスには硫黄やナトリウムなどが混合しているため、現時点では合成CNTは精密な電子機器部品用には適さないとの事。 ただし、今回のCNTには市販の商品と変わらない重金属吸着機能があることが確認されており、村は、焼却・埋め立て処分される下水汚泥や土壌などから重金属類を取り除く商品の開発に期待しているそうです。 製造効率が上がって、高精度のものが低価格で出来るようになれば、凄いことですよね。 応用範囲がとても広い素材だけに、とっても期待しちゃいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Oct 28, 2005 05:19:32 PM
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