033359 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

不倫日記

不倫日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2005.11.13
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
ずっと寒いです。今朝も氷点下前後だったみたいです。
今は、「スズラン」よりもこの小説を書ききりたいのです。
それから「スズラン」にさかのぼろうかと思います。
日記よりもフリーページのほうが先行している場合があります。

あっ!言い忘れましたが、この前・・・11日に再婚しました。



考えてみれば、彼女と付き合ってからの僕の生活といえば、全て彼女中心だったよう気がする。彼女にはアパートの鍵と車の鍵を渡してある。車は滅多に開けることはないが、アパートは彼女にとって利用価値はあったようだ。
 僕が仕事で彼女が休みの時、帰りは夜十時頃になるのだが、アパートに帰ると、彼女が寝ていることがある。彼女に特別な用事がない限り、ほとんどそうだ。彼女の家は車で30分、混んでいる時は一時間近い場所にある。彼女の家も少し複雑で、両親が別居しており、お母さんは隣の市に家を買って、住んでいるようだ。彼女の家には厳格なお父さんと祖母と姉らしい。姉はそういう家庭環境だから、かなりしっかりしていて、仕事もばりばり、家のこともしっかりこなすが、彼女はいつまでも子供のような、末っ子タイプで、あまり家のことなどはしたくないらしい。この地方特有の初夏の田植えや秋の稲刈りもあるらしいが、そう言う事全てが面倒臭いらしく、休みの日に家にもいたくないようだ。
 自然に僕のアパートがセカンドハウスのようになり、休みの日は昼過ぎまで寝ていて、家族には夜から仕事(実際に遅番というものがある)と言って家を出て、僕のアパートでテレビを見たり、寝たりしていた。
 夕方4時ごろに夕御飯を食べると、どうしても仕事が終ってから食事をしたくなる。彼女のその行動がまちまちだった頃は帰る途中で食べたり、コンビニで弁当を買ったりしていたが、最近では何もしないでいったんアパートに帰って、前のスペース、夜はフリーで停められることのできる駐車場に、彼女の車が停まっていないか確認してから、食事をどうするか決める。ほとんどいるので、電話して食事をどうするか聞く、外で食べるといえば、下で待っていて下りてくるのを待つ。面倒くさいと言えば、コンビニで何かを買ってきたりする。
 もし僕が休みで彼女が仕事の場合、大抵の場合、一人の休日はパチンコをして過ごしていた。食事するのも忘れてるが、彼女が仕事終りそうな時間になったら注意しなければならなかった。食事がしたいという電話が入ってくるからだ。そうなると、連荘チャンしてようが何してようが、やめて迎えにいかなければならない。会社へは車で10分もかからない。彼女は会社の近くに駐車場を借りて停めているが、まず僕が迎えに行って、どこかで食事して、アパートで過ごして、駐車場まで送り届ける。彼女が休み以外はそんな感じ。どちらも仕事でも、基本は変わらない。
 それが当たり前だった。
 特に、嬉しくもなんともない。
 時には「うざい」という感覚もあった。
 電話もほぼ毎夜しゃべっていた。メールのやりとりはほとんどしていなかった。
 どちらが拘束してたのかわからないが、今となってはどうでもよかった。
 確実なことは、今晩から電話はかかってこない。
 送ったりすることもない。
 当たり前と思って、喜びも感謝もしなかった日々の過ごし方が変わった。
 喉には胃液なのか悲しみの塊なのか、こみ上げてくる物がつっかえ棒のようになって、喉をこもらせる。
 失恋で食事ができない、今まで何回か味わった感覚だ。
 今日はどういう風に一日が過ぎてゆくだろう?
 そういえば、去年の冬は一緒に何回かスノーボードに行き、自分のあまりの下手くそさに、彼女に愛想をつかされたものだ。
 今年はそんなことないように、雪が降ったら早めにこっそり行って、練習しようと思っていた。
 12月は全く降らず、1月中旬からやっと降ってきた。
 でもそんな努力ももう必要なくたった。
 心がどんどん後ろ向きになってゆく。
 夜まで、何も食べず、動く気力もおきず、ただベッドの上で、あの時こうすればよかったとか、どうしてこうなったんだろうとか考えるだけで、一日が終っていった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.11.13 11:03:22
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X