2011/08/04(木)15:21
夏空の隅・輝く雲からのぞく人
雨上がりの青い空
最後尾の雲が白く輝きながら
太陽から離れるように流れてゆく
見上げれば雲の端から
天界の住人がこちらを覗いている
ちいさな私の姿など
目に入るものではないだろう
なのに彼はあれほどまでに大きく
そして輝いている
私は大きく両手を振り上げた
しかし
風の中で次第に人の姿は薄れ
私は薄暗い寓居にもどった
私は
深夜魚
2011/08/04(木)15:21