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4年という年月は永いのか短いのか?
おじさんにとっては、四回の正月を迎えるあっと言う間の時間ですが、若者にとっては4年間の大学生活を送ることができる程の貴重な時間でもある。 4年前に買ったこの本は、この頃から既にアジアのみならず世界を席巻しつつあるアジア企業の成長を取り上げた本だ。 書巻で紹介されている企業は、テリーゴウこと郭台銘率いる台湾の鴻海精密工業。 筆者の近藤伸二氏の紹介文は、「日本の大手電機メーカーを圧倒するハイテクの巨人。M&Aで事業版図を拡大する現代のチンギス・ハンは、日本企業も視野に入れている。」とある。 そして4年の歳月をかけてホンハイはシャープを手に入れた訳である。 1980年代に始まった半導体戦争でアジア勢が日本を凌駕してから約30年。このホンハイはその少し前の74年にプラスティック製造の町工場からスタートした。郭社長にとっては、松下幸之助、本田宗一郎といった日本の産業を立ち上げた偉人が学ぶ先人だったと述べている。 同じ台湾の、世界最大の半導体メーカーTSMCのモリスチャンこと張忠謀氏も、アメリカ帰りではあるが、日本の企業を研究し尽くして世界企業に成長した経歴を持つ。 事業としてのビジネスモデルではなく、トップの決断や判断、そして創造力を学ぶ姿勢が日本の企業には薄れて来た結果の今のアジア。 自分自身も含めてこれらの流れにスピードを合わせなければならないのかも知れない。 かねこしんぞう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.04 10:44:53
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